本音［石川慎吾］ ページ29
ソファーに体を預け本を読んでいるとお風呂から上がって来た慎吾
石「なぁA」
「なに？」
隣に腰掛けた慎吾からはふわっと石鹸の香りがする
石「頭拭いて」
「はいはい」
いやいややっているような返事をしながらもまんざらじゃない私もいて
ちょこんという効果音が似合うような座り方をする慎吾
頭にかけられたタオルに手を伸ばしてわざとくしゃくしゃにする
「おりゃー」
石「あ！もしゃもしゃんなるやん」
それでもほんまにやめてやと振り返った慎吾は笑顔でどっちが本音なんだか
そのあとはきちんと丁寧に拭いてあげる
石「A拭くのうまない？眠くなってきた」
「だって天下のA様だもん」
石「はいはい」
流された笑
もういいかな？と思ってきたところで
石「あのさ」
いつになく真面目なトーンの声に不思議に感じながらん？と続きを促す
石「ベットは俺の大事な神聖な場所やねん
ほんで家ん中しか手は繋がへん」
いつだかズムサタでも言ってたな
どうして今更こんな話をしてきたのか分からなくて
「どした？急に」
石「ええから、最後まで聞いて
で、最初はAと喧嘩ばっかだったやろ？」
今思い返してみれば確かにあーだこーだとくだらない言い合いばかりだった
「行きたいとこにも連れてってくれないって怒ったもんね笑」
石「あん時はごめんな笑」
今となっては懐かしい思い出だよ
野球選手らしいごつごつした手に頭を撫でられる
石「Aはベッドでジャンプするし、
無理やり手繋ごうとしてくるし
いらん具材ばっかいれるしほんまに俺のタイプとちゃうはずなんやけど」
頭を撫でていた手は今度は私の髪をとかし始める
「私タイプじゃないの？」
石「ふふ、そのはずなんやけどな、ベッドでジャンプされても手繋がれても
それが許せるくらいAのこと大好き」
イタズラに笑う慎吾はふいと顔を逸らしてしまう
「…ありがとう、珍しいじゃんそんなこと言うの」
石「今日は本音を伝える日やから」
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にゃあ - 最初から最後まで読まさせていただきました。とても面白かったです！ (2019年11月25日 21時) (
レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
エチレングリコール(プロフ) - はじめまして！中川皓太くんのお話が読みたいです！ (2019年8月29日 3時) (レス) id: 635d5c3a41 (このIDを非表示/違反報告)
あいね(プロフ) - はむちゃんずさん» ございませんm(_ _)m非公開のままとなっていました。49ページ目のレフトというお話になります！申し訳ございませんでした。 (2019年6月6日 7時) (レス) id: 55df07805d (このIDを非表示/違反報告)
あいね(プロフ) - はるさん» こんばんは！！長い間ありがとうございました！！リクエスト沢山してくださって嬉しかったです♪喜んでいただけたら頑張った甲斐があるなと思います！はるさんの毎日も楽しく面白いものになりますようお祈りしています！ありがとうございました(*^｡^*) (2019年6月6日 7時) (レス) id: 55df07805d (このIDを非表示/違反報告)
はむちゃんず - 石川慎吾選手のリクエストはどうなりましたか？楽しみお待ちくださいとの事だったので、待っていたのですが...。 (2019年6月6日 0時) (レス) id: 7f147b9b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいね | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=ggiiaannttss10
作成日時：2019年4月15日 17時
