【GIANTS】短編集

初恋［小林誠司］ ページ7

あなた→「」 小林選手→小「」



私は朝起きてからたまに某動画サイトを見ます






今日はソファーで
日曜朝選手の素顔を暴くあの番組を見ていて
テーマは『初恋』






誠司くんも出ていて







恥ずかしがりながらも
『保育園のとき、、○○ちゃんです。』







なんて答えるから、少しだけ、
本当に少しだけモヤモヤしちゃって
画面を開いたままトイレに行った







帰ってくると







小「A〜？」






タイミングいいのか悪いのか
誠司くんがシャワーから上がっていたようで
ニヤニヤしながら私のケータイを見せてくる






小「何？俺の初恋気になったん？」






「べつにたまたま見ただけだよ、」






小「○○ちゃんに嫉妬した？」






って言いながら近づいてきて






「そりゃぁ保育園の誠司くんを私は知りませんし？」






恥ずかしくなってふいと横を向く
これじゃあ私めんどくさい女じゃん







小「ふふ」






「何、」






小「いやぁ〜嫉妬してるの可愛いなって」






ふわりと感じる彼の温もり
抱きしめられて心臓の音がうるさい






小「保育園の俺を知らんでも今の俺の心は誰かさんに独り占めされてるんだけどなー」






それに保育園で出会ってたら今はないじゃん？
って
そんな言葉にさえ顔を真っ赤にして
照れてしまう






「誠司くん、」






小「なにー？」






「好きです」






小「俺も」






なんか私だけ好きって言うのは
負けな気がして






「誠司くんは好きって言ってくれないんですか？」






小「ふっ、愛してるよA。」





そう言って抱きしめる力を
少しだけ強くされました

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