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21話 ページ22
カツンカツンカツン
着いたのは古びた廃墟
元はボーリング場だったらしい
先に三途が向かっているようで
私とマイキーは花垣のもとへ向かった
ギー
古びた扉を開けた先
彼はいた
彼の後ろにマイキーは座り声を発した
マ「いい未来だろ?」
三途に銃を突きつけながら花垣が出したのは
結婚式の招待状
武「12年前約束してくれた通り
ヒナもみんなも幸せそうです」
12年前の約束
それはきっと関東事変の後
武「幸せそうじゃないのは君だけだ」
そう発した花垣に三途は銃を押しつける
三「殺すぞ、テメェ」
マ「三途、A席を外してくれ」
三「……うっす、下で待ってますよ。行くぞA」
”二人で話したい”
そういったマイキーの瞳は暗くて
なんとも言えない違和感があった
直後、銃声と花垣の悲鳴が聞こえてきた
三「マイキー自ら手を下さなくてもよかったのに」
そんなことをいう三途を横目に
私の心はざわついていた
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作者名:ぎゃん | 作成日時:2022年5月8日 13時