第35話 ページ36
確かに今、理事長は「廃校」と言っていた。
そんな中、居ても立ってもいられなくなったという様子で穂乃果が理事長室に入って行った。
穂乃果「っ!今の話、本当ですか?!」
絵里「あなた!」
理事長「ええ、本当よ」
ことり「お母さん!そんなこと、全然聞いてないよ!」
穂乃果「お願いします!あともう少しだけ待ってください!一週間、いや、二日でなんとかしますから!」
穂乃果がそう言うと、理事長が驚いた顔を見せた後、微笑みながら言った
理事長「いえ、あのね、廃校にするというのはオープンキャンパスの結果が悪かったらという話よ」
オープンキャンパス...入学促進のイベントか 大抵は新高1が見に来るものだ そこで入学希望調査の結果が芳しくなかったら正式に廃校が決定するというわけか。
穂乃果「なんだ...よかったあ」
絵里「安心してる場合じゃないわよ。オープンキャンパスは二週間後の日曜日。そこで結果が悪かったら本決まりってことよ」
穂乃果「・・・!」
絵里「理事長、オープンキャンパスのイベントの内容は生徒会で決めさせて頂きます」
ジッと理事長を見つめる絢瀬先輩
理事長「止めても聞きそうにないわね」
絵里「失礼します。行くわよ、A君」
A「あっ、はい。失礼しました」
一礼して理事長室から出て行くと、東條先輩がいた。
希「どうするつもり?」
そう言って、絢瀬先輩に手に持っているカードを見せてきた。
絵里「!」
A「・・・」
・・・逆位置の星
意味は・・・失望
里志「ふーん、オープンキャンパスの結果次第で廃校ねえ」
A「ああ」
あの後、生徒会で案を出しあったがこれといったものは出なかった。
里志「けどこうなってくるとまずいんじゃないか?」
A「ああ、毎年のようにオープンキャンパスやってる結果が今の音ノ木坂だ 実質廃校は決定したようなもんだろ」
里志「じゃあどうすんだよ?二週間しかないんだろ?まさか諦めるのか?」
A「冗談。なんのためにスクールアイドルの手伝いしてると思ってんだ?幸いここの入学者は女子が多いからな、もしμ'sがアピールに成功したら恐らく廃校は見送りになるだろ」
A「それに・・・」
里志「それに?」
A「俺は一日でμ'sの三バカの赤点を回避させたんだ。二週間もあれば、充分過ぎる」
ここからは怒涛の二週間になるだろう、と予見していた。
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のりっぶ - 2期のも楽しみに待っています (2016年1月11日 15時) (レス) id: 6124621bb5 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 15話 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 作詞ができるらしい一年生矛盾してますよ。 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - ことりちゃん発見!!続き楽しみ! (2014年1月14日 19時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - (゚o゚)/何か続き超楽しみ! (2014年1月14日 16時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さとう | 作成日時:2014年1月8日 0時