『ラブライブ！』小説 (ページ16)

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第15話ページ16

あの後高坂家で審議した結果、作詞は海未、作曲は穂乃果によると一年生に作曲ができそうな人物がいるらしい。
それから、これから毎朝朝練を行うらしい。海未は「やるからには必ず成功させます。」と言って、かなり本気になっていた。
しかし、朝練なんてあの穂乃果ができるのだろうか、と思ったが今朝はちゃんと来ていたので、案外杞憂だったのかもしれない。

その後俺たちは学校で、作詞ができるらしい一年生に会いに行ったが・・・

？「お断りします！」

だろうな。作曲が出来るほど音楽の知識が備わっているなら、プライドがあるはずだ。
そんな人間がアイドルのチャラチャラした音楽の作曲なんてする訳がない。

結局その一年生はそのまま屋上から去ってしまった。

穂乃果「お断りしますって・・・海未ちゃんみたい！」

海未「あれが普通の反応です。」

穂乃果「でもせっかく海未ちゃんがいい歌詞作ったのに・・・A君！作曲できない？」

なんという無茶振り

A「俺の音楽スキルはリコーダーでチャルメラしか吹けない程度だが、それでもいいなら。」

穂乃果「やっぱりいい。」

ですよねー。

途方に暮れていると、絢瀬先輩が入ってきた。

絵里「ちょっといいかしら？」

絢瀬先輩の話をまとめると「学校存続について、簡単に考えて欲しくはない。」という事だった。
言われてみれば確かに「学校存続」というものについて軽視していた気がする。
単純に「入学希望者を増やす」ということを念頭に置いて動いてきたが、生徒がこれを行うということは、想像以上に危ない橋なのかもしれない。

先輩のこの言葉は、行き詰まっていた俺たちにショックを与えた。

しかしそんな時
グループ名募集として置いておいた箱に、一枚の投書があった。