恋の確率 0.00001%【桃】

確率0.00038% ページ40

Aside


さ｢好きです。俺と付き合ってください｣


そう言われたとき、私は少し戸惑った


でも、答えはすぐに出てきた


『私も！その…さとみ君のこと好きです…！よ、良ければお付き合いしたいです…』


私はそう答えた


ころん君に告白されたときは、好きかどうかはすぐには出てこなかった


でも、さとみ君に言われたときはすぐにわかった


分かってたんだ。さとみ君と一緒にすごしたらどんなに楽しく幸せだったか


正直、相手はな組の最強さん。この選択が正しいかと言われたらそうではないだろう


しばらくは、黙っておこうかな。ころん君にも莉犬君にも、るぅと君にも


そういえば、最後に｢ピピピッ｣って鳴ったのは私にも聞こえた


スマホかなって思って後で開いてみたけど、通知とかは何もなかった


でもあの音、どこかで聞いたことがあるんだよね…


まぁ、いっか


さあ、明日も仕事だぁ〜頑張らないと〜


そして家に帰った私は、すぐ寝てしまった



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

〜翌日〜

ぴぴぴぴっ


『朝だぁ…起きよ…』


そしていつも通り支度をし、家を出て本部に行くところん君と莉犬君がいて、いつも通り挨拶した


『ころん君莉犬君おはよう！』


莉｢あ、Aおはよう…｣


こ｢……。｣


『あれ、二人とも今日あんまり元気ないね？』


莉｢そ、そうかな？じゃあ、俺ら行くね｣


『あ、うん…』


なんだろ…いつもとちょっと違うな…急いでたのかな？


あ、会議もうすぐじゃん、急がなきゃ


少し小走りで会議室に向かった


〜会議室〜

『失礼しまーす、おはようございます〜』


る｢あ、おはよう。もう始めるから座って｣


『はーい』


自分の席へ座った


る｢さあ、始めるよ。今日はこのあとやらなきゃいけないことがあるから早めに終わりにするよ｣


〜15分後〜

る｢今日はこれで終わりにする。Aところちゃん、莉犬は残って。その他の者は訓練をやってて｣


『るぅと君がやらなきゃいけないことって何？』


る｢それは、Aと話すことだよ｣


『え、何について話すの？ミッション？』


る｢ううん。それも話したいけど、それよりも聞きたいことがあるの｣


『何…？』









る｢昨日、誰とどこに行ってたの？｣

確率0.00039%→←確率0.00037%

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す