だいすきはっぴーついんたわー

キミにMUCHU ＃桃青 ページ32

斎藤くんという私が大好きなタイプに出会ってしまったので書きます。

斎藤光×葵伝二郎

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桃 _ %




ある日、戦士 が俺の元へやって来た。




「ねー、本当いいって、これくらいの怪我なんてことないでしょー？」



「なんてことなくないです」



「もー、地蔵ちゃんはほんっと堅いんだから」




折れているはずの左腕をブンブンと振り回しては、イケるんだけどなあ、なんて呟く金髪。


…なにしたらこんなひどいことに。



ヤンキーと喧嘩した、ということは教えてくれたけど、なんとなくそんな風には見えない。




「ねー、さいとーくんはさ、葵くんのことかっこいいと思うでしょ？」



「……はい？」



「あーー、やっぱりね？大丈夫、よく言われるんだよねー！キラキラしてるって！」




破天荒、という言葉が似合うんだろう。

俺とは合わないタイプなんだろうなあ。


どうせこんな元気ならもう退院するだろう…

少しの辛抱だと、思っていると。




「さいとーくん、俺と病院回ってよ。」




俺がYESともNOとも言ってないのに、俺の腕を引かれて葵さんの病室を出る。



…なんか気に入られてるみたいなんですけど。

＃２→←何年前と君と俺。が長編に！！

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