俺のオキニの愛し方【センラ】

-Story20-side夢主- ページ21

センラさんと駅で別れてから電車に乗ると襲う虚無感。さっきまで推しと一緒にいたなんてオタクに知られたら人生捨てるようなものだよな…

ふと思ってスマホを開いてツイッターをみた。


トレンドを見ると…センラさん…え？
驚いてタップしてみると…




【センラさん彼女いるってま？】

【センラさんのやつってどこ情報？】

【えっまってセンラさん彼女？】

【トレンドにセンラさんってどういうこと】




…は？え、まってもしかしてオタクにすでに見つかってる？！？？！

と、とりあえずセンラさんに電話？いやいやいや、そんな迷惑なこと…



ゆる ＠xxx_senra_xxx

センラさんに彼女ってどういうことですか



とりあえずツイートをしてみると秒で来るリプたち。

【センラさんの彼女らしき人がツイートしてる】

【なんか暴露というかなんというか】

【彼女って暴露したツイートが出回ってる】


どういうこと？
とりあえずDMに送られてきたその人のアカウントを見てみると…



せんらさんのおよめさん @sseennrraa__

ずっと内緒にしてたんだけどもう耐えられないから言うね私センラさんと付き合ってるよ(↓証拠)
せんらおやすみ明日また電話しよなあ!!!ちゃんと寝るんやで
。うん!おやすみなさい。だいすき
せんらおれも、あいしてる




私の頭は混乱していた。
センラさんにまず彼女がいた事。
彼女がいるのに私にかまっていたこと。それに私に一週間に一回料理を作れと、相席していいですかなんて最初に聞いてきたのも。
ていうか、私自惚れてた。
センラさんの近くにいることできっと彼女になれるって思っていた。
センラさんにハマってもらえるようにって思ってたのは全くの無駄だったんだ。
前炎上したことも忘れたのだろうか。
悲しさと怒りと困惑でもう何がなんだかわからなかった。
確認しようとかもう思わなかった。
私は、ただただ電車の中で泣いていた。
気がつけば最寄り駅を通り越していた。

「もう…災難ばかりだ」


プルルルル


つぶやいたとき、私のスマホがなりだした。

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