検索窓
今日:26 hit、昨日:8 hit、合計:161,039 hit

〇自粛 ページ28

※コロナが流行り始め自粛ムードが広がった3月4月頃のセンラ家です!!




「こーえん!!」
「ぱぱ〜!!」

「せな、今は公園行けないの」

「なんで〜?」

「危ない病気かかるかもしれへんやろ?!聖奈がそんなんかかったらパパもう一生生きていけへん!!」

「きゃっきゃっ!パパ変な顔〜」


聖奈も優奈もずっと家にいて本当につまらない様子。
そりゃそうだよなぁって思うけどセンラくんが家で仕事をするようになって二人に構う時間がすごく増えた。

「はい、ご飯だよ〜」

「「「はーい!」」」


全く変わらない家にいる日常。
私もそろそろ飽きていた。

でよつまらない、外に出ないって思わないのは彼女たちとセンラくんがいるからで、飽きていてもこの子達と過ごしていたいとは思う。


「ねえママ、ころなだよ!」

「え?」

「ころなっていうの!」

「今話題になってる感染症の名前やんな〜」

「そう!」

「パパが教えてくれたの!」

「すごいね〜!二人とも物知りだ!!」


コロナに二人を感染させてはいけないという親の責任を果たすため全力で対策をしているけど不安はやっぱり拭えない。



実家にみんなで帰ろうとも思うけど今の時期そんなことをしていてはいけないと思う。
両親にうつしてはいけないし、外に出ることで子どもたちを感染させるかもしれない。


「はぁ」

「どうしたん」

ため息をついてしまいセンラくんが心配してくれた。


「なんかずっと家にいるのつまんないなって」

「少しみんなで散歩いこう」

「散歩?」

「気分晴らすのも大事やで」



ということで4人で散歩に行くことにした。
しっかりマスクをつけて二人には何も触っちゃいけないよと言いながら手をつないで歩き出す。



ここ、私が妊娠中散歩してたところだ。

その時もセンラくんが気晴らしに散歩いこって連れて行ってくれたんだっけ。


「思い出した?」

「ふふ、うん。やっぱり外に出ると発見とか思い出とかいっぱいあるね。」


「見てママ!!ねこ!!」

「うわ!ほんまやぁ〜!」

「猫だね!」

「かわい〜!」



二人で歩いた道を四人で歩いている。
時の流れとはこういうことなんだ。

〇センラくん助けて【リク】→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (220 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1178人がお気に入り
設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぬいか - とてもおもしろかったです! こんな素敵な話をありがとうございます! (2022年6月19日 1時) (レス) @page41 id: f44091270b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2022年1月13日 22時) (レス) @page38 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
れおなちゅ(プロフ) - あゆ〜ん。さん» ありがとうございます!! (2020年9月6日 19時) (レス) id: ca0a69caca (このIDを非表示/違反報告)
あゆ〜ん。 - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます!私は「俺のオキニの愛し方」から今作までずっと読んでいたのですが、俺愛シリーズ、本当にどれも素敵でした。れおなさんが書くセンラさんと夢主が、大好きです。これからも応援してます! (2020年9月6日 18時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - れおなちゅさん» はい!! こちらこそ、ねぇ?もぉ、素っ敵な作品を作っていただいて…ありがとうございますほんとに…。 (2020年8月30日 16時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:れおなちゅ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年7月10日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。