浦島坂田船でただただ妄想を膨らませるやつ【短編集】

嫉妬【志麻】 ページ48

志麻くんってあまり嫉妬をしない。
しないというか態度に出さない。ずっと余裕
だから今日は友達に聞いて彼氏が嫉妬しそうなことを一気にやってやろうと思う。


〇テレビをみながら俳優さんをかっこいいという。


『ねえねえこの俳優さんめっちゃかっこいくない？！！超好き！！』

「へー」
ずっと雑誌を読んでる志麻くん。
そして言ってきた。
「このモデルさん超タイプなんだよね足がきれいすぎる」

『あっそ』

「気持ちわかった？」

『わかった』

お互いごめんねと言い合った。
なんでだよ！！こういうんじゃない！！


〇元カレを話に紛れさせる


「卒業アルバムとか懐かしいわー」

『あ、こんな人いたよね！！あ、これ元カレの〇〇くんだ！なつかしー』

「あ、この子が中高と付き合ってた子。かわいいでしょ」

『しらない』

「俺の気持ちわかった？」

『うん。ごめんなさい』

これデジャブだよね。


〇誰と遊んでるか言わない

「今日誰と遊ぶの」

『いわないよそんなのーw』

「え？なんで？やましいことでもあるん？」

『…』

「あっそそういうことね。そいつのとこにいくんや。勝手にし」

『うそ、〇〇ちゃんだよほら』
ラインの画面を見せる。
これは成功？？！！


〇一緒にいてもスマホばっかり見る

「これがー〇〇でーって聞いてる？さっきからスマホばっかり見てるやん」

『あ、ごめん』

「楽しくないならいいよ帰るわ」

『あ、待って！！！志麻くん！！ごめん！！！！』
このあとめっちゃ追いかけた。
もしやこれも成功…


〇合コンに行く

『ねえねえ！今週末付き合いで合コンいってもいい？』

「は？」

『え？』

「流石に怒るよ。自分可愛いってわからないわけ？彼氏持ちってアピールしても狙われるって知らないん？もういいわ。いい加減にして。最近俺のこともう良くなってるやろ。俳優さんかっこいいって言ったり元カレのこと話したりスマホばっかり見てて、嫌いなら嫌いって言えよ！！」

スマホをソファーに叩きつけて大声を出す志麻くん。流石に私やりすぎた…

『ごめんなさい…志麻くんを嫉妬させたかっただけなの…』

「は？」

『いっつも余裕だからって思って…』

「そんなわけないやろ…いつ誰にA取られるかわからんのに…」


振り返ってみるとちゃんと嫉妬はしていた。
態度にも出してた。
私が気づいてなかっただけだ…

ごめんね志麻くん。





このあとめっちゃくちゃ抱かれた

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