story 5 ヒソカ“温泉”(2) ページ10
私「……ひっ…！」
思わず変な声が出た
ヒ「随分と感じやすい身体だね♥」
ヒソカの手が、私のお尻を撫でたのだ
私「…な、何をして……！」
ヒ「ゴンとキルアとは付き合っていないんだろう？」
私「それがどうし……なっ！？」
ヒソカはそのまま私のお腹に両腕を回し、もたれかかるようにして抱きついた
ヒ「はあ…極楽だね♦」
ヒソカの息が耳にかかる
それほど私達の距離が近いということだ
私「私をからかって…楽しいですか。」
以前から変わった人だとは思っていたが、今日でそれを確信した
この人は究極の変態なのだ
ヒ「からかう？いつだってボクは本気だよ♦」
私「どこで本気を出しているんですか…！ゴンとキルアにもこんなことしたら、私が全力で止め……ひっ！」
ヒソカは、私の右耳を甘嚙みした
ヒ「だから言ってるのに…」
それから指で私の首を、上からゆっくりとなぞっていく
ヒ「ボクはAに本気だよ…♥」
私「ほ、本当に…な…何を。」
わけがわからない
ヒソカの言動に混乱するばかり
ヒ「ボクはこう見えても独占欲が強いんだ…」
耳元でヒソカの甘い声が響く
ヒ「君は本当に美味しそうだ♥」
ヒソカの手がまた湯の中へと戻る
私の背中からお尻、そして太ももまで
首をなぞった時のように慣れた手つきで触れていく
私「身体を…いちいち…さわ、触るのは…」
ヒ「嫌かい？」
即答できなかった自分はどうかしていた
ヒソカの触り方があまりにも上手くて気持ちが良いなんて、口が裂けても言えない
ゴ「本日二回目の温泉！」
キ「また貸し切りだといいなぁ。」
私「……………！」
ゴンとキルアの声がする
こんな格好を見られたらいろいろとまずいが、助けを求めるなら今だと思った
ヒ「ボクの部屋、いつでも歓迎するよ♦」
それをヒソカの声が遮った
私「えっ！？」
驚いて振り返った瞬間
ヒソカの顔が一気に近付き、そのまま唇が重なった
ヒ「それともAは…温泉での方が好みかな♥」
．
．
．
．
．
ゴ「えっ……A！？」
キ「おまっ…そんなとこで何して…！」
これを刺激的な夜というのか
ヒソカとの温泉を、私はいつまでたっても忘れることができなかった
story 6 イルミ“無関心”→←story 5 ヒソカ“温泉”
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みずみかみ(プロフ) - ユーリンチーさん» 長編に引き続き、コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新頑張ります。 (2020年2月6日 17時) (
レス) id: f97e0391ba (このIDを非表示/違反報告)
ユーリンチー - とっても面白いです!更新待ってます! (2020年2月5日 19時) (レス) id: 2fb14d05c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずみかみ | 作成日時：2020年1月30日 19時
