story 5 ヒソカ“温泉” ページ9
滅多に入ることのない露天風呂
私「うわあ！すごい…！」
目の前の光景に私は思わず歓声を上げていた
旅先で偶然見つけた、山奥にある小さな旅館
ゴンとキルアと共に中に入れば、食事は豪華で部屋は清潔 そして温泉とくればまさに極楽の安息地である
ゴン「Aも早く入ってみなよ！すごく気持ち良かったよ！」
一足先に温泉を堪能したゴンとキルアに促され、私もこうして滅多にお目にかかることない聖域に足を踏み入れた
私「ああ〜気持ちいい〜。」
普段の修行の疲れが一気に洗い流されるようだった
私「毎日入っている人は幸せ者だなあ…。」
最近は野宿が当たり前
久しぶりの旅館と気持ちの良い夜の露天風呂に、私は夢見心地になっていた
？「これはこれは…誰かと思ったら」
突然の出来事で、すぐには状況を把握することができなかった
？「Aじゃないか…♦」
ヒ「久しぶり♥」
．
．
．
．
．
目の前に、ヒソカがいる
私「えっ……！？」
温泉にすっかり魅了されていたこともあり、彼の気配に全く気付いていなかったのだ
私「ど、ど…どうしてあなたがこんなところに…！」
ヒ「それはこっちの台詞なんだけど…」
私「えっ？」
ヒ「ここの温泉は混浴だってこと、説明を受けなかったのかい？」
そんなことは一切聞いていない
ヒ「ボクの見たところ、どうやら女の宿泊者は君だけのようだ…♥」
ヒ「おや、もう出るのかい？」
何だかとてもない危機感を感じた私は、すぐにヒソカから離れた
私「…えっ…ちょ、ちょっと、待っ…」
そんな努力も虚しく、ヒソカはにこにこしながら寄ってくる
私「そ、それ以上来ないでください！」
ヒ「冷たいね…久しぶりの再会じゃないか♦」
私「…あっ、あの……早く、離れ…」
気付けばヒソカは、私を後ろから抱きかかえるようにして温泉に浸かっていた
私(何がどうしてこうなった…！？)
恥ずかしさと恐怖で身体も固まり身動きが取れない
ヒ「〜〜〜〜♪」
ヒ「そういえば…ずっと気になっていたけど」
私「えっ？」
ヒ「Aはゴンとできてるの？」
私「…はっ…ええ！？」
急な質問に驚いた
ヒ「もしくはキルアの方かな？」
私「な、な、何を突然…そんなこと！」
ヒ「その様子だと違うみたいだね♦」
すると、ヒソカは不敵な笑みを浮かべてするりと手を伸ばした
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みずみかみ(プロフ) - ユーリンチーさん» 長編に引き続き、コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新頑張ります。 (2020年2月6日 17時) (
レス) id: f97e0391ba (このIDを非表示/違反報告)
ユーリンチー - とっても面白いです!更新待ってます! (2020年2月5日 19時) (レス) id: 2fb14d05c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずみかみ | 作成日時：2020年1月30日 19時
