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3話。 ページ5
授業中。
俺はこっそりポケットからイヤホンを取り出し、音楽を聴く。
うーん、やっぱ落ち着くなぁ……
｢はぁ、一也君、可愛いっ……｣
と、後ろの方の席から女子の声。
バリバリ聞こえてる……
俺は無視し、そのまま音楽に集中。
｢分かる、カップリングだったら誰が好き……？｣
またコソコソ話す女子。
と。
｢ちょっとそこ！うるさいよ！｣
Aが、コソコソ話していた女子にコソッと注意。
うわぁ、有難いなぁ……
と思ったのも束の間。
｢CPなんか！魁翔×一也固定に決まってるでしょ！？｣
と、かなり大声で言う。
まぁ、結構コソッとだけど。
俺は吹き出しそうになるのを必死でこらえた。
なんせ、大正解だから。
俺は、魁翔が好きだから。
｢いやいや、何言ってるの！そこは一也×真楓佑でしょ！｣
もうやだこいつら！
ってかもうやだこのクラス！
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