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ピンク色で埋め尽くされた空と地面。
レジャーシートを敷いてお酒を片手にどんちゃん騒ぎをする人々。
そんな季節にあやかって出店で精を出す人々。
桜が咲く、わずかな期間を楽しむように
大勢の人たちがお花見に、この辺では一番有名な公園に来ていた。
それは私たちも同じで。
「すげぇ綺麗！満開だね、A！」
『ね、綺麗！でもやっぱ人いっぱいだね』
目をキラキラさせて桜を眺める優太くんを見たら幸せな気持ちになってしまうけど、今日はこんなに惚けていたらダメだ、と自制する。
「あっ、お好み焼きある！」
「俺はたこ焼きがええわ、紫耀」
「廉、俺かき氷食べたい」
「こんな時期にかき氷食べたら海人、お腹壊すよ？」
「神宮寺、あっち行こ！」
「いわげん、はしゃいでんな〜。ね、A」
『そうだね笑』
なんでこのメンバーで来てるんだろう…っていうのは、つい先日のこと。
優太くんがお花見に行こう、と誘ってくれたと思えば
廉くんたちも呼ばない？と提案された。
少し躊躇したけど、廉くんに言ったら友達の神宮寺くんと海人くんも呼ぶということで、優太くんも平野さんを誘った。
私も翠を誘ったけど断られてしまって、男6人に、女1人っていう不思議なメンバーに混ざってしまっていた。
「とりあえず場所先決めとかんと」
『あ！そっち空いてるよ』
運良く空いていた桜の木の下に、レジャーシートを広げて、持ってきていたお酒やらジュースやらを置くと、みんながそれぞれにまた立ち上がる。
「よし！買いに行こ！」
「でも、見張り番いないと」
「じゃ、Aと俺、見張っとく」
立ち上がった私を制止するように優太くんが私の手を引いて、隣に座らせられる。
目が合うとニコッと笑う優太くんにドキ、と胸が鳴った。
「俺も待ってようかな、そんな人いらないでしょ」
「え、玄樹行かないの？じゃ、俺も待ってよ〜」
玄樹くんが座ると、さっき知り合ったばかりの神宮寺くんも座り出す。
玄樹くんが廉くんの友達とも仲良いなんて初めて知った。
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hinata(プロフ) - すかいさん» お読みいただきありがとうございます！岸くんのお世話係ですのほうでもコメントくださって、とても感激しております…！ 更新は停滞しておりますが、他作品でも機会があればよろしくお願いいたします！ (2020年3月14日 11時) (
レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
すかい - コメント失礼します！とても素敵な作品で、読んでいた幸せな気持ちになりました。ありがとうございました^ - ^ (2020年3月14日 2時) (レス) id: c9cd880fe4 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ぷーちゃんさん» はじめまして！うわぁありがとうございますっ！！読んでいただいてる人が情景を浮かべられるように書くのを心がけていたので、そう言っていただけると嬉しいです(T^T)最後までありがとうございました！！ (2019年8月25日 2時) (レス) id: 3e3d9afca9 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーちゃん(プロフ) - 初めまして、岸くんも廉くんもかっこよすぎて平野担なのに恋しそうでした‥笑 とても読みやすく背景が想像出来るような内容でとても楽しかったです！！ (2019年8月21日 18時) (レス) id: f5805a4cc2 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます(T^T) 私の作品が好きだと言っていただけることが何より嬉しいです！！新作ができた時には、またぜひよろしくお願いします！！ (2019年8月11日 0時) (レス) id: e06037eac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年4月22日 17時
