恋の風は歌声とともに (ページ8)

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08.本格的なレッスンページ8

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1週間、怒涛の仕事を終えた

楽しみは週明けの夜

一応だけど、イケメン面上司には月曜日の夜は残業しないことを伝えてある

やらないといけない時はやると伝えたけど

それでも、趣味は楽しみたい

ただそれだけだ

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「こんばんわ。今日からよろしくお願いします」

裕「こんばんわ。えーっと、この間も行った通りマンツーマンではないので、もう1人入ります。大野さん」

大野さん？

振り向いた時、そこにはあたしが担当してる漫画家の大野智がいた

「え、大野さん？」

智「…あー！Aさん！え、一緒にボイトレする人ってAさんだったの！？」

「みたいですね。まさか、仕事でもプライベートでも会うなんてビックリですよ」

智「ビックリだわ。知らない人じゃなくて良かった」

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そして、ボイトレの授業が始まる

本格的なレッスンとなるからなのか、やたらと厳しくなってきた渋谷先生

す「声からじゃなく喉で出すんや」

「の、喉？」

智「え、ビブラートの練習？俺も教わりたい！」

す「おぅ、そうか。やってみろ」

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大野さんから出る声は聞いたことのない声

あーという声でもすごく素敵な声

今は自分がビブラート頑張らなきゃ