恋の風は歌声とともに (ページ32)

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32.気になる存在ページ32

大倉忠義side

介抱して家に連れて来て、何もしないっていうのは

男として失格なんだろうか

それでも、俺と佐橋は上下関係

それ以上でもそれ以下でもない

でも、気になる存在なのは確か

佐橋の元彼が亮くんだって知っても、俺の心は揺らぐことはない

・

朝ご飯食べ終わってすぐ洗い物をしようとする佐橋

何かお礼したいんだと思う

「洗い物はええよ。もし、お礼したいって言うなら…仕事以外でコーヒー奢って」

A「お安い御用です。大倉さんのプライベートも知りたいので休みの日どっか行きましょうか」

「お、おぅ、そうか。じゃ、連絡待ってるな」

A「はい。あ、1度家に帰ります。失礼します」

・

俺のプライベートが知りたい？

…ドキン

何この気持ち…

単なる気になる存在ちゃうんか？

って俺も早く片付けて仕事行く準備せなアカン

・

エレベーター待ちしてると…

何故か隣に亮くん

「え？」

亮「あ、おはよ。昨日A大丈夫やった？」

「まぁな。ってか、何でここにおるん」

亮「アメリカ留学の件で呼ばれた」

「へー。って、あなたは？」

雅「俺っすか？俺はアフリカの方に9年過ごしてたんでその内容を本にしようと…相葉雅紀です」