恋の風は歌声とともに (ページ23)

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23.恋愛ヒストリーページ23

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あの時見せてもらった内容以上に、あたしとの思い出が当てはまる

どうして大野さんがこんなこと知ってるの？とか

智「…泣いてるの？」

「泣いてなんか…あくびです」

忠「強がるな。泣きたい時は泣け。大野先生、連載最終話で新作の発表してもよろしいですか？」

智「はい。お願いします！」

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大野さんはいつの間にかいなくなってて

あたしはデスクに座って、溜まってた涙を流す

日菜「おはようございます！え、ちょっと、Aさんどうしたんですか？編集長泣かせたんですか？」

忠「泣かしてへんし」

「…大倉さんは関係ない。担当してる大野さんの新作でちょっと感動しちゃって」

日菜「え、大野先生新作出すんですか？」

「大野さんが珍しく恋愛モノの漫画描き始めたの」

日菜「めっちゃ見たい！見てもいいですか？」

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日菜ちゃんはあたしの恋愛ヒストリーを知らない

知られたくなかったけど、これはフィクションだから大丈夫でしょ

日菜「なんか、切ない…続きめっちゃ気になる！こんな恋愛してみたいっ」

「あんたにはかっこいい彼氏いるでしょ」

日菜「今の彼氏とはこんな切ない恋してません」

「だろうね」