秘密の恋は秘密のままで (ページ32)

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＊32. ページ32

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「ふわぁぁ」

信「なんや、また寝不足か？」

「すみません、大丈夫でーす」

雅「佐橋ちゃんは今最大のモテ期で頭が混乱してるの」

信「モテ期か！俺には縁もゆかりもない話やな」

智「ふふっ」

・

どっかから薄笑いが聞こえてきた

あの笑いは大野編集長か？

信「何笑うてんねん、大野」

智「縁もゆかりもないっていいながら、長年付き合ってた彼女と別れた時すっごい悔しがってたよな」

由依「村上編集長にそんな経歴があったなんて…」

「意外」

・

～♪♪

仁科先生からだ

「はい、佐橋です」

和『あ、締め切り日より早く書けたのですぐ来てくれますー？』

「わかりました。すぐ伺います」

和『じゃあ後で』

・

「仁科先生の家に行ってきます」

雅「行ってらっしゃい。気を付けてね」

車も混雑してなくてスムーズに家の近くまで来れた

さすがに家の前までは無理だろう

呼び鈴鳴らそうとしたら自動的に門が開いた

カメラであたしが来たことを認識したのか

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「仁科先生」

和「頑張って早く来た方か。もうちょっと遅かったら罰ゲームさせるとこだった」

「罰ゲーム？」

和「俺にキスしてって」