秘密の恋は秘密のままで (ページ16)

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＊16. ページ16

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朝早く大川先生から電話があった

あたしの担当は仁科先生のはずなのに、何で担当じゃないあたしに電話してきたんだろう

相葉さんの携帯に繋がらなかったのかな

そんなこと思いつつ、大きなソファで座りながら、大川先生をジーッと見つめた

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忠「シリーズとオリジナル、どっちがいい？」

「シリーズってことは、須賀シリーズか水川シリーズ。オリジナルだと新しい新作が楽しめる。んー、悩みどころですね」

忠「さすが、俺のファン。でも、須賀シリーズは今のところ中断してる。だから、水川シリーズかオリジナル。さぁ、どっち」

「ファンだったらどっちも読みたい！」

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やっぱりな…と言って差し出してきたのは2つの資料

これは…

忠「どっちも構想は練ってある。ファンはどっちかじゃなくてどっちもだよな。先に出すとしたらどっちがいい？」

「あたしは…オリジナルがいいです。その後に須賀シリーズが読みたい」

忠「わかった。ごめん、このためだけに呼んじゃって。貴重なファンの意見を聞きたくてさ」

「いえ。ありがとうございます。楽しみにしてますね」

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ついでに構想の資料は頂いだ

相葉さんに見てもらいんだってさ