◯ 風邪を引いた日【 大毅 】 ページ10
_
たしかにその日は起きた時から
いつも以上にベッタリやった。
でも抱えた身体は熱っぽいわけでもなく、
体温計で測っても平熱で。
だからいつも通り
ご飯のあと点字の勉強しとったんやけど、
大毅「 …じゅんた、っ、」
「 なに？どないしたん？」
そう言うたと思ったら、
持ってたブロックが
ポロポロと手からこぼれ落ちて、
「 大毅っ、！」
そのままグラっと横に倒れた身体を
急いで受け止めにいった。
桐山「 どないしたんっ？！」
�霤帖� 大毅…？！」
横で流星たちと遊んでた照史と�陲舛磴鵑�
びっくりしたように駆け寄ってくる。
「 大毅… めっちゃ熱あるやん、」
桐山「 やっぱりそれでご飯残したんか…。」
：
遡ること朝ごはんの時、
大毅「 お腹いっぱい。」
「 もういらんの？」
大毅「 うん。」
いつも残したりせえへんのに
珍しくご飯を残すって言うから、
熱でもあんのかと思っておでこ触っても
その時は全然熱くなかった。
気にはなったけど普通にしてたし
だから、…気付かへんかった。
：
「 いつからしんどかったん？」
大毅「 おきたとき… ちょっと、だるかった…。」
「 なんで言わへんの…。
しんどかったら言うって約束やろ？」
そこまで言ってから後悔した。
大毅だって気遣って言えんかったんやろうし
しんどい時にこんなん可哀想やなって。
「 …ごめん。気付かんくて。
今日はもう勉強いいから、ベッド行こ。」
大毅「 うん…っ、」
抱えた身体はほんのり汗ばんでて
湯たんぽみたいにあったかい。
ここまで無理させて倒れさせて、
医者として最低やんけ…。
�霤帖� とりあえず、望はこっちで。」
桐山「 せやな、流星も。」
隔離するみたいで可哀想やけど、
他の3人に移さへんためにも
しばらくは大毅の部屋から出されへん。
大毅「 じゅんた…っ、」
「 大丈夫、俺がおるから。早よ楽にしよな？」
俺の胸に顔を押し付けて
しんどそうに熱い息をこぼす大毅は、
不安そうに俺の服を握りしめてた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 964人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
未来(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2020年5月3日 17時) (
レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
つき(プロフ) - リクエストに応えて下さり、ありがとうございました！素敵なお話でした！これからも楽しみにしています！お身体に気をつけられ、作者様のペースで活動を続けられてください！ (2020年5月2日 16時) (レス) id: 88aaaddac6 (このIDを非表示/違反報告)
重岡澪那(プロフ) - 以前リクエストした者です。リクエスト書いてくださりありがとうございました！！お礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした！ (2020年4月25日 12時) (レス) id: 260cf202ee (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - そんな人いるんですね、、いつでもいいです！待ってます！！とにかく大好きです！(*^^*) (2020年4月24日 18時) (レス) id: 96589c2a33 (このIDを非表示/違反報告)
ichika180502(プロフ) - 作者様のペースでゆっくりと書いていけばいいと思います！私は、作者様のこの作品のWESTがとても大好きでした！今、読み返してみても大好きです！更新楽しみにしています！体にはくれぐれもお気をつけください！ (2020年4月22日 17時) (レス) id: 6116ee615b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：望穂
| 作成日時：2020年4月8日 18時
