距離感26センチ ページ28
テニス部の部室の真ん中に置かれた大きな机と椅子
並んで椅子に座ってダラダラと過ごしていた
まーくんは手に持っているペンをくるくると指で転がして遊んでいる
器用だなぁ
暇な私は携帯を取り出して音楽を聴こうとイヤホンも取り出した
「なんじゃ、音楽聞くんか？俺も聞きたいなり」
私の様子を見てまーくんが俺も俺もと急かしてくる
『いいよ、じゃこっちつけて』
私の左に座ってるまーくんに右耳につけるイヤホンを渡し、私は左につけるイヤホンを耳につけた
適当にまーくんも知ってるであろう音楽を適当に流す
2人ともノリノリだ
まーくんもリズムに合わせてペン回しのペースが上がってきた気がする
明らかにペン回しのスピード卓越してるからね
そう思った瞬間、手元をミスったまーくんのペンは床に落ちた
カツーンと音を立て、机の下に入り込んだペンを取ろうとまーくんがしゃがんだ瞬間
まーくんに引っ張られたイヤホンは私の耳から外れてプツンと音がしなくなった
『あー、もう、まーくんが離れるからイヤホン取れちゃったじゃん』
「すまんすまん、ほれ着けてやるなり」
そう言って私の髪をかきあげ、左耳に触れられた
まーくんの顔が至近距離に迫る
まーくんホント、こーゆーとこだよ
『これぐらい自分で出来るんだけど』
「ピヨッ」
私の左耳を触るまーくんの手に自分の手を添えた
「？」
と私の行動を理解出来ないまーくんははてなマークを頭に浮かべて
私はまーくんに
『まーくん、もう私から離れないでね』
手を握りながらまーくんの目を見て言う
イヤホンまた外れるの嫌だもん
私のこの言葉に深い意味はなかったが、まーくんにはクルものがあったみたいで…
「ククッ、おまんはやっぱ強烈じゃのう…」
そっぽを向いてにやけているのを隠しているまーくんも、やっぱり中学生なんだなって
そう思った
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仁王彩香 - 腹黒ヤンキー夢主の作品も更新頑張ってください^_^ (2020年5月11日 12時) (
レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 吹雪彩香さん» すみません、今は何かと忙しく、今作以外を更新する予定はありません。読んでくださってありがとうございます^ - ^ (2020年4月12日 4時) (レス) id: d8248279b4 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ハオミンさん» お待たせしてしまって申し訳ないです！少しずつ更新していきますね〜！ (2020年4月12日 4時) (レス) id: d8248279b4 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 腹黒ヤンキーの夢主作品も続きの更新お願いします(´；Д；`) (2020年4月10日 21時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - 久々更新！ずっと待ってました！これからも楽しみにしてます！ (2020年4月10日 20時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2019年6月2日 16時
