平野様がご指名です。After Story 8

教訓 2 ページ38

「なんかもう、

辞めたいとさえ、思ってる」

紫耀の辞めたいは聞き飽きたけど

廉くんのはレアすぎて

怖い

「逃げたくなる気持ち、分かるもん」

どんどん紫耀みたいになってく

嫌な予感がする

「、、っ、、」

「「あ」」

「はあっ、、、はあっ、、」

やっば

「ほーら、溜め込みすぎるなって言ったのに〜笑」

「はあっ、、ちょっ、、し、、ぬ、っ、、 あっ、、はあっ、、」

初めての体験にビビりまくる廉くんをみて

紫耀は笑ってる

「はぁっ、、はぁっ、、」

「もー、紫耀、笑ってないで助けてあげなよ

廉くん、大丈夫だよ

ほら、ゆっくり息はいて〜」

いつも紫耀の対処してるくせに

いざ自分がなると

パニクってる

しばらく背中さすって

ゆっくり呼吸させてあげたら

「まじで、、死ぬと思った、、」

無事帰還

「え、紫耀、毎回こんなんになってんの

え、よく生きてられるな」

「ふっ笑

すごいやろ、俺 笑」

どこでマウントとるんだよ、平野

「過呼吸、一回なると

癖になりやすいから気をつけてね」

「えぇ、、医大生に言われると怖い」

「無理し過ぎなかったら大丈夫だよ笑」

さっきと打って変わって

廉くんは苦笑いしてる

「もう、こんな思いしたくないから

程よく力抜いて頑張ります笑」

「えー、せっかく仲間できたと思ったのに〜笑」

「ほんま、ますます紫耀のこと、尊敬してる笑」

「ありがとう笑」

イケメン二人が笑う姿はほんとに美しい

「はい！今日はおしまい！

寝るよ！

紫耀はソファで寝てね」

「は？」

「廉くんと私がベッドで寝る」

「はぁ？！ダブルベッドやで？！」

「平野先輩、おかりしまーす笑」

その後も

ぎゃあぎゃあ騒ぐふたりは

マジで馬鹿だけど

真面目で頑張り屋さんな2人が

ずーっと、大好きです

END

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