平野様がご指名です。After Story 8

教訓 ページ37

〇教訓
「廉くん、お酒飲む？」

「うん、、」

今日はしょうれんが宅飲みです

私の家で缶ビール並べて飲み会

「廉ー、ほら、元気だして」

「俺、、ほんま、、むり、、」

今日は彼氏さんがすごくホワイトで

代わりに廉くんがブラック

ドラマの撮影と映画の番宣と

アルバムの準備やらで

基本なんでも器用にこなす廉くんだけど

さすがにキャパオーバーらしい

＜廉がやばいから連れて帰る＞

って紫耀からLINEが来て

紫耀と共に帰ってきた廉くんは

心なしか顔色が悪い

「廉はもっとゆるく生きないとしんどくなるで？」

「俺は、、紫耀と違って才能がないから、、

努力するしかないねんもん、、」

「いや、廉は俺よりすごいから、まじで」

紫耀はいつも

「廉になりたい」

って言ってる。

「紫耀みたいに、与えられた仕事、

全部完璧にやりたいのに

やっぱり、俺は紫耀には、、かなわなくて、、」

「そんなことないって」

尊敬し合って

嫉妬し合ってきたからこそ

しょうれんは

ここまでビッグになれたんだろうなって

しみじみ思ってる

「頑張っても頑張ってもできなくて、

でも時間も体力もなくて、、もう、、」

「ストレス溜め込みすぎてもいいことなんて、ないからな」

紫耀に言われると説得力あるよね笑

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