平野様がご指名です。After Story 8

金 ページ21

〇金
「おい！！平野！！おい！！」

「なに？笑」

なに？じゃないわ！ばーか！！！

私、大変キレております

え、え、え、

調子乗ってんの？え？

「Aちゃーん

可愛い顔が台無しですよ〜？」

甘々平野に頭ポンポンされて

死にそうだけど

ここは心を鬼にしなきゃいけない

「あのね、紫耀くん

今月いくらお金使ったか分かってる？」

「えー？」

むり、あざとい、むり

「50万円も使ったよね？自覚ある？」

「え〜？」

俺は知りません、みたいな顔しやがって、、

「分かるよ、君が稼いでることは分かる

でもさ、最近、金銭感覚狂ってるよ？

私、そんな人と結婚できない」

「だって、、」

「なに？」

「だって、、欲しかった、、服」

子供かよ、おい

「どれ買ったの？」

ちょこちょこ走っていって

服をいくつか取ってきた

「着てみせて」

はぁ、、

似合うんだなぁ、これがまた、、

「似合うじゃん」

「うん笑」

でもな、50万かぁ、、いかれてるな、、

「服だけで50万も使ったの？」

「ううん

後輩に奢った、焼肉」

平野って

自分の立場が危うくなったら、カタコトになるよな爆笑

「平野くんとご飯行きたいです！って

みんな言うから、奢っちゃった」

「叙々苑か？」

「うん」

爆笑

平野、後輩に財布扱いされとるんちゃうか

そりゃ、金飛んでくわ

「で、ほかは？」

「ほか？」

「え、これで50万いったの？」

「うん」

「はぁ、、来月は3万以内に抑えて」

「はい笑」

しっかりしてくれ

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