平野様がご指名です。

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紫耀side
「え！ほんとにいいんですか！いただきます！！」


山盛りのポテト


Aは躊躇うことなく頬張る



「あれれ、Aちゃん

ダイエットは？笑」


「今やめました笑」



この世に可愛い子って


ほんまに



おるねんな



「はい、あーん

ふふん笑 美味しいですかー？笑」



「ん、美味しい」



ただ今、


午前2時


俺らしかいない店内で


いちゃいちゃ、、


「ごめん、こんな時間まで」


「いえいえー！

まだ営業時間内なので笑」



こんな子が


こんな時間まで働くなんて


すごい世界



「はい」


「へ？」


「口開けて」


びっくりしながらも


口を開けるAの口にポテトを突っ込む


「うぐぐ、、もうっ、下手くそすぎです、平野様 笑」


「ははっ笑」


気づけば

笑ってる


Aは俺の精神安定剤



「それと

平野様はなしな？」


「はい？」


「その呼び方嫌いやねん」


「いや、でも、、」


「下の名前でいい」


「んー、、

紫耀、、くん、、」


「なんか、、照れる笑」


「もうっ、お店の中では平野様って呼びますからね、紫耀くん 笑」



紫耀くん


可愛い声でそんなこと言われると


なんか、心地いい


「今日はお仕事ないんですか？」


「あぁ、あるよ

少クラの収録」


「いいんですか、こんな時間まで笑笑」


「うん、いいねん

ブスばっかやから」


「意味わかんないですよ笑」


Aが俺のファンやったら


もうちょいやる気出るのに



ーーーーーーーー
Aside

「、、っ！A！」


「ふぁぁぁ、あれ私寝てた？」


「完全にね笑」


メロンパンを頬ばりながら


舞香が笑ってる


そうか

昼休みか


眠すぎて午前中の記憶無い、、


あんな時間まで平野紫耀とマックにいたから、、



あぁ、限界



「あ、これ中村くんがAにって笑」


「え？お、matchじゃん！ラッキー！」


「こっちは、上田くんが 笑

モテ子はちがうね〜笑」



「ちがうよ、私に同情してるだけだもん笑」


よくお菓子の差し入れとかしてくれるクラスの男子たち


ありがたや、、笑


あー


青春は戻らないらしいとか言ってる平野くん


青春っていう言葉発しちゃダメなくらいブラックな大人、、笑



紫耀くん


その呼び方



なんだか心がザワザワする

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