海軍軍医は、とりあえず巻き込まれたくない・・・が無理です。 (ページ4)

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ドゴーン！！
「え・・・」
仮眠室で仮眠を取ってどのくらいだろう。離れた場所にある医務室の仮眠室まで聞こえるぐらいの何かの音が聞こえた。
「まだ1時間あんのに・・・大丈夫か。栄養剤飲むか」
栄養剤を飲んでからベッドから起きる。

？「リュンヌ。寝ていたんじゃないのかい？」
「おつるさん。寝ていたんですがー」
音の方向に向かう途中に会ったのは、海軍本部参謀で女性中将つるだ。リュンヌがここに来てから
は祖母の様に親しくされて貰っている。
つ「センゴクの所だね。」

「元帥室ですか？」
リュンヌは眉を顰める。

大方予想がついて来たので行きたくない。

怪我人が居ない事を祈ろうと思いながらつると元帥室の方に行くと
？「いや。スマン。スマン」
豪快に笑いながら訓練兵二人を肩に乗せる200ｃｍ越えのノーネクタイのシャツを腕まくりしている老人を見て血管が切れるのでは？医者なので心配になる
？「貴様！！今週に入って何度目だ！！

扱くのはいいが手加減をしろ！！イーリフ！！」
山羊を連れた老人ー元帥センゴクは怒っているのは

「・・・・・・何やっているんですか？

父さん・・・」
全く見た目が似てないが血が繋がった実父であるイーリフに言うリュンヌ。

イ「おう、リュンヌか。ちょうどいい所に！！」

「・・・・ふざけんな！！このクソ親父！！！」
リュンヌはどこから出した？と聞きたくなるメスと鋏を思い切りイーリフに投げつけるが見事に避ける
イ「クソだと？父ちゃんはそんな風に育た覚えはないぞ！？」

「アンタに育てられた覚えない。

育てくれたの村長やマキノさんだろうが！！」
7歳までフーシャ村で会った事もない従兄弟の子と暮らしていた。
面倒を見てくれたのは、村長やマキノさんだ。

セ「リュンヌ。訓練兵の手当てを頼む

イーリフ。貴様はこっちに来い！！」
イ「リュンヌ、
おつるさん
助けてくれ。」

つ「自業自得だよ。」

「大丈夫ですか。たんこぶと捻挫ですね。

すいません。担架二つお願いします。」
訓練兵二人の怪我の具合を見てリュンヌは、イーリフを無視しして通りかかった海兵に担架をお願いしている間にイーリフは連れて行かれたのだった。