どうやら私は幼馴染みに溺愛されているらしい 【knmc】

愛され14 ページ21

突然真っ暗になった視界

刀也に抱き締められている と理解するのに時間はかからなかった

刀也はよく不安になったり寂しいっていう気持ちが大きくなるとこうやって抱きついてくる

でも、こういう公共の場とか人の前じゃ恥ずかしいからーって絶対家に帰ってからだったのに…

よっぽどのことがあったのかな

そのとき、


剣「Aは僕のなのに…」


と、刀也が耳元で呟いた

私を抱き締める腕に力が入る

息がかかってくすぐったい


もしかして、私がバレー部のマネージャーするのが嫌だったのかな？

いつも一緒にいた幼馴染みが取られたみたいで？


『刀也、もしかして私がバレー部のマネージャーするのが嫌だったの？』


少したってから刀也が答える


剣「はい…」


『私と離れるのがそんなに嫌？』


剣「当たり前でしょう Aは僕のなのに他の男たちと1ヶ月も一緒にいるなんて…」


剣「辛すぎておかしくなりそうです…」


剣「Aは嫌じゃないんですか？」


まさか本当にそうだったとは…

というか、、、

その、、、

今の体勢を説明すれば分かってもらえると思うんだけど、私は刀也より身長が10センチ〜20センチく

らい低いから、当然身長差も出来るわけで、それで刀也が私の肩に顔を埋めてる状態だから、すごく

声とか吐息とかがくすぐったいんだよね


今も変な声出そうなのを必死に抑えてる、、、



剣「A？」


『！ もちろん私だって寂しいよ？ずっと刀也が隣に居るのが当たり前だったから、すごい違和感って
いうか喪失感？がすごい思う…

でも、家に帰ったらその分刀也に甘えるからだいじょーぶ！！だから刀也も思う存分甘えていいんだよー！！』


そういうと、刀也は一瞬泣きそうな顔をして、またすぐにいつもの柔らかい笑顔に戻った

やっぱり私は刀也の笑顔が一番好きだな


剣「ありがとう…A…」


もう心配ごとは良くなったのか、さっきと比べてずっと明るい声で刀也がそう言った

それに私は刀也の頭を撫でながら


『うん』


とだけ返事をした




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まだ帰り道続きます！

ここで剣持のデレを摂取していただいて( ＾ω＾)

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