生意気少年団vs塩マネージャー 2

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メンバーで相談して、Aヌナのこと大切なマネージャーだってV appで紹介しようって決めた


最初に比べれば幾分かバッシングも減ったけど、いままでそんなこととは無縁だったAヌナには謂れのないバッシングを受けること自体が辛いと思う


だけどAヌナは俺たちの前では気丈に振舞ってて、何もないかのように淡々と仕事をこなしてる


でも見ちゃったんだ、俺。



出待ちのアーミーに酷いこと言われて


無言で下唇の端をグッと噛み締めて涙を堪えてるAヌナの横顔


他のメンバーは気付いてなかったみたいだけど


宿舎に帰ってから、夕飯の支度をしてるAヌナの顔を見たら


噛み締めていた下唇の端が少し切れて血が滲んだ跡があった





血が滲むほどの力で唇を噛み締めてまで耐えてたAヌナ



俺たちが守ってあげなきゃ



だからみんなに相談して、V appを通して紹介した


それから俺たちが“傷つけないで”ってお願いしたらアーミーはちゃんとわかってくれると思ったから

俺たちのことを大切に思ってくれるアーミーなら、俺たちの大切なものも同じように大切にしてくれると信じてるから



作戦は功を奏し、Aヌナの応援コメントがたくさん上がってきた

ちゃんと理解してもらえたことも嬉しかったし、俺たちの大切なAヌナを応援してくれてるのがすごく嬉しかった



Aヌナがどんな反応してるかなって見たら


すごくフニャフニャな笑顔で




でも泣くのを必死で堪えてるのか、時々眉間にシワが寄った


目を見ればいつもより潤んでいて瞬きの回数も多い


A「帰る支度してきますね」


って足早に出て行くから



俺はみんなに気づかれないように追いかけた




オフィスに入った途端


Aヌナの頬にキラキラした雫が伝って



その瞬間、抱きしめずにはいられなかった




俺の顔をみて最初は驚いた顔をしたけど


すぐに涙がポロポロとこぼれ出して



ありがとう



って、少し笑顔で何度も呟くから




また耐え切れず抱きしめた

☆作者より☆→←＊＊

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