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ページ31

増え続けていた疑問点が一気に解消されていくような感覚を覚えた。
あぁ、前提の条件が違っていたのか。
1番最初が、間違っていたのか。
阿部は頭の中で繋がっていく辻褄を数えていった。

さくまが、旧式なのは確かだろう。
とても旧式とは思えないくらい質のいいスキンだったのは、
常時オーバーヒートしているような生暖かさがあったのは、
最新式にしかない食事機能が着いているのは、
そもそも、ゼンマイがなくても動くのは、
阿部「さくまが…人間だったから…?」

sk「………さクマ、……まもンナキャ…」
阿部「ね、ねぇさくま。さくまは…誰にこんな事されたの…?」
返答はない。さくまは阿部の顔をじっ、と見るとまた力なくニコォと笑う。

人間の武力を持つ半機械化改造は、人道に反していると禁止されている。
それは旧式の時からずっと続いているものだ。
しかしさくまの腕は、ここ数日で何回も見た、ハンドガトリングガンそのものだ。

sk「……み、ンナ、みンナ、まもンナキャ……まもルノ……さクマ、……まもルッテ…」
うわ言のように「守る」と反芻させるさくまの脇腹部分に応急処置──阿部が出来る限りの処置を施し、阿部は優しくさくまの髪を撫でた。
阿部「…守られてる。さくま、俺、さくまにずっと守られてるよ。……ありがとうね」
摩耗しているさくまは、その言葉と撫でられた事に更に嬉しそうに笑うと、阿部の手を取って、

sk「……今度、は、一緒に……生きて、ね。…勝手に、…死なな、いで、ね……?…あべちゃん…」

阿部「…へ…?」
今までとは打って変わった、「人間の声」で、
阿部にとって「意味深な言葉」を投げかけたさくまは、疲弊した体を休めるかのように目を閉じた。
至近距離だからこそ感じる寝息が響く中、阿部は言葉の真意が分からずたださくまを見詰める事しか出来なかった。

09: Lavendel→←*



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milkmilkmilk723(プロフ) - 最近このお話を見るために占ツク開いてます!更新応援してます、コロナで騒がれていますがお身体ご自愛ください! (4月8日 21時) (レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)
I-RISA(プロフ) - Twitterも拝見致しました!お話し繋がってるんですね!続きがとても楽しみです! (4月8日 16時) (レス) id: 52da8c48f6 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 湊都さんのお話、面白くて全種類読ませてもらってます!最近の更新で、あれ、もしかしてこれ軍パロの時の繋ぎ…?という期待が膨らみつつあります笑 面白いです、更新応援してます! (4月3日 16時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:湊都 | 作成日時:2020年3月30日 18時

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