【そらる】心が読める少女を救いたい(修正版)

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さっき畑にねずみがいました
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新しい家


新しい部屋


『久しぶりだなぁ…』


朝が、嬉しい


窓から注ぎ込む日差しも、鳥のさえずりも


清々しい気分になる


今までだとあり得なかったこの気持ち


稽古もない、差別もない


その時、コンコン、とノックが


「おはよ」


『おはようございます』


声からして、一ノ瀬くんかな


「真冬が朝ごはん作ってるから、着替えたら来てね」


『解りました』


足音が遠ざかっていく


私はクローゼットから制服を出し、鏡の前に立つ


***


着替え終わったので、一ノ瀬くんと相川くんのいるキッチンへ向かう


まだ慣れない家だけど、大体の構造は覚えた…と思う


扉を開けると、騒ぎながら朝ごはんを作る二人が…


『何やってるんですか………』


「あっ、おはよう！ってうわっ…」


「おい真冬！火止めろ！」


本当に何やってるんですか


『私、作ります…？』


二人がコクコクと頷くので、簡単に作っておいた


「「『頂きます』」」


三人一斉に食べ始める


『美味しい…』


今まで侍女さんに作ってもらってたしなぁ…


「すごいね」


「久しぶりに美味しいの食べた」


え、いつもあんな感じで作ってたんですか…


「あ、とりあえず登校時間ずらすから」


『了解です』


そして、何が起こるか解らない学校へ

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