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一瞬何を言っているのか分からなかった。
即時に反応したのはA。
「それは演出家としての私たちに、ですか？」
ﾘｱﾑ「あぁ、もちろん。
次のLEONの新曲をenigmaがプロデュースする。
今回は全面的に公表したらいい。
悪くない話だろ？」
enigmaの知名度は世界的に見ればまだまだで、
LEONをプロデュースするとなると、一躍僕たちも注目される。
普通ならこんないい話に乗らない訳がない。
だけど僕たちは違う。
「断ると言ったら？」
ﾚｵ「断れば…」
LEONがAに近づき、顎をくいっと持ち上げる。
ﾚｵ「どうなるか、分かっているよね…？」
「つっ…」
ｴﾘ-「離れてもらってもいいですか。」
いてもたってもいられずLEONの腕を掴む。
ﾚｵ「そう、かっとなるなって。
エリーは昔と何も変わらないなぁ。」
嘲笑うかのようなLEONの態度にイラつく。
ﾘｱﾑ「良い返事待っているよ。」
2人がリビングを後にしようとする。
ﾚｵ「今の君たちなら、いつでも潰せるんだから。」
そう、言い残して部屋を出て行った。
さらに重くなった部屋の空気。
「…くそっ」
やっぱりそれを断ち切ったのはAだった。
「あいつらにはいつまでも敵わないの…？」
ｼﾞｭﾉ「手は打てるだけ打ってある。
根回しも出来る限りしてある。
そう簡単にあいつらも俺たちに手出しはできない。」
ジュノが毎日夜遅くまでLEON対策をしていたのを知っている。
「レオの目は、4年前と一緒だった。」
淡々と話し出すA。
「4年経って、何かが変わっているかと少し期待した。
今の私なら負けないと思った。
でも…レオのオーラに飲み込まれた。」
ﾖﾝｼﾞｪ「え？Aは負けてなかった、全く！」
「ううん…見てよ、これ。」
Aの手は小刻みに震えていた。
ｴﾘ-「ジュノ…どうすんだ？」
ジュノに耳打ちする。
ｼﾞｭﾉ「絶対にAにLEONの曲なんて書かせてたまるかよ…」
それは僕も同じ気持ちだ。
ｼﾞｭﾉ「A！お前は余計なこと考えるな。
enigmaは誰にも負けねぇ。」
これからもっと忙しくなりそうだ、そう思った。
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つむつむ(プロフ) - とても惹き込まれるお話でした！！離とは主人公の名前ですか？お忙しいかとは思いますが更新頑張ってください！！続きがとっても楽しみです！！ (2017年8月29日 19時) (
レス) id: 98566561f5 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - お忙しいとは思いますが続きの展開が気になります…！ (2017年6月9日 21時) (レス) id: 3ae85e211e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年2月20日 21時
