検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:261,574 hit

28 ページ28

時計の秒針だけが煩いくらい部屋に響く中、突然鳴り響くチャイム音。


ジュノ「きたか…」


ジュノが玄関に向かう。


少ししてリビングに姿を現したのは、LEONと、彼の父親リアム・テイラー。



レオ「久しぶりだね、みんな。」


彼らが放つオーラは世界を股にかけるアーティストだけある。

さすが、と言うべきなんだろう。


「用は、なんですか?」


この重い空気の中、言葉を発したのはA。

普段のAとは到底違う、重く鋭いオーラ。

…やっぱりAも世界を相手にできる人間だ。

こんな時にこんな呑気な事を考えられる僕は意外と冷静なのかもしれない。



レオ「…綺麗になったね。A。

雰囲気もあのときとは大違いだ…」


LEONがAに近寄る。

Aは眉ひとつ動かさない。


リアム「A、私たちの元に戻ってくる気はないか?」


は?何言ってんだよ、こいつ。


ジュノ「お言葉ですが、そんn…」

「そんなつもりは一切ありません。」


凛とした声が部屋に響く。


「私たちは5人でenigmaを立ち上げました。

演出家としても、演者としても私たちは誰からも指図は受けません。

アメリカでのことは誰にも言っていませんし、今後も言うつもりもありません。

…わざわざ会いに来てくださり恐縮ですが、お引き取りください。」


この4年で僕たちは成長した。

Aは誰よりも大きく成長した。

ここにいる誰よりも堂々としていた。


レオ「ふっ…これがenigmaか…」


彼がふと笑みをこぼした。


レオ「どうせそんなこと言うんだろうと思っていたよ。

enigmaはもう、僕たちの力を借りずともやっていけるもんねぇ。」

ジュノ「言いたいことはそれだけですか?なら、帰っ…」

リアム「本題はここからだよ。

ちゃんとしたビジネスの話だ。



…私たちと提携しないか?」

29→←27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (185 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1283人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジョングク
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

つむつむ(プロフ) - とても惹き込まれるお話でした!!離とは主人公の名前ですか?お忙しいかとは思いますが更新頑張ってください!!続きがとっても楽しみです!! (2017年8月29日 19時) (レス) id: 98566561f5 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - お忙しいとは思いますが続きの展開が気になります…! (2017年6月9日 21時) (レス) id: 3ae85e211e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はる | 作成日時:2017年2月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。