２５ ページ25
ﾘｸ「お疲れ様でーす。お邪魔しまーす。」
突然やってきた奴。
空気が冷たくなったのが分かった。
ﾖﾝｼﾞｪ「お前どの面下げてここ来てんだよ。帰れよ。」
ﾘｸ「まぁまぁそんな怒らないで下さいよ。
今日のenigmaのステージ、まじで最高でしたね。
今でも俺まだ興奮してますもん。」
Aは瞬時に無表情に変わる。
ｼﾞﾖﾝ「それだけ言いに来たわけ？なら早く帰って。」
ﾘｸ「違いますよ。ちゃんと用があって来たんですって！」
ｴﾘ-「…何しに来た？」
ﾘｸ「これをAに渡しにね。」
奴の手には1通の手紙。
ﾘｸ「本当はこの前渡そうと思って近づいたんですよ。
でもその前にちょっと遊んでたら邪魔者がやってきちゃって渡しそびれたので。」
こいつの悪気なく話す態度にイラつく。
ｼﾞｭﾉ「それが何か知らねーけど、別に受け取る必要はねーよな。
それ持って早く帰れ。」
俺だけでなくエリーもヨンジェもジヨンも怒りが募っているのが目に見えて分かる。
ﾘｸ「いいんですか受け取らなくても？
これ、LEONさんからの手紙なんですけど。」
「…は？」
部屋の空気が更に冷たくなった気がした。
…今こいつ、LEONって言ったよな。
LEONと知り合いなのか…？
なんで…？
ﾘｸ「俺、LEONさんと知り合いなんですよ。
って言っても俺が一方的に尊敬してるだけなんですけどね。
俺もよく知りませんけどLEONさんとenigmaって昔からの知り合いだそうで。
これをAに渡してくれって頼まれました。」
「…もらいます。
わざわざどうも。
用が終わったならもう帰って下さい。」
Aが奴に近づき、その手から手紙を奪い取る。
ﾘｸ「…もう、冷たいなぁ。
まぁまた会うこともあるでしょうし、今日は帰りますよ。」
奴が部屋の扉を開ける。
ﾘｸ「あ…LEONさん、怒ってましたよ？
enigmaもLEONさん敵に回したら、もう終わりですね。」
扉が閉まる。
一気に静まり返る部屋。
誰も何も言わない。
何も言えない。
Aの手に握られた1通の手紙が異様なまでに部屋の空気を冷たくしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1283人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つむつむ(プロフ) - とても惹き込まれるお話でした！！離とは主人公の名前ですか？お忙しいかとは思いますが更新頑張ってください！！続きがとっても楽しみです！！ (2017年8月29日 19時) (
レス) id: 98566561f5 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - お忙しいとは思いますが続きの展開が気になります…！ (2017年6月9日 21時) (レス) id: 3ae85e211e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる | 作成日時：2017年2月20日 21時
