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そして、審神者部屋の襖に手を掛ける。
目で見てわかるくらい、その手は震えていた。
自分が 主に悪い事したって分かってるのに。
ごめんなさい、俺 主のこと大好きだよ。
たったそれだけ。 それだけ言えばいいのに。
「 拒絶、されるかな 」
なんて。
行動する以外にない。
「 主… 」
「 清光… さん 」
清光さん、か…
主が さん付けする時って、大体 自分が審神者と認められて無い時。
ずっと見てきたから、それくらい分かる。
「 主、ごめんなさい。
俺もっと構って欲しかった。
俺に対する愛が 三日月に行っちゃうんじゃないか、って怖かった 」
俺が、そう言えば 主は目に泪を浮かべて俺に抱きついて来た。
そんな主を俺は黙って受け止める。
「 清光は、私が 審神者になった時から、いつも助けてくれた。ありがとう。
清光が いちばん 大切だよ 」
そう言う主は、俺ももっときつく抱き締める。
嗚呼、俺って愛されてるんだな。
そう、実感出来た瞬間だった。
「 清光ーーー…って、げっ
人間_____ 」
襖から顔を覗かせていたのは、俺の事を自室で待っていた筈の 大和守安定だ。
主は その姿を見つける也、
「 大和守安定さん____ 其の姿、」
先程の泪等何処へ行ったのか分からないくらい険しい顔をしていたのだ。
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鶴(プロフ) - 椿さん» ご意見、ありがとうございます(´;ω;`) (2019年5月8日 22時) (レス) id: f7d2eb1740 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 今まで通りがいいです! (2019年5月8日 22時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - 【改】が更新されるのを待ってます!頑張ってください! (2019年4月5日 22時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
キリンロング - 【改】が更新されるのが楽しみ過ぎて夜しか眠れません(真顔)。 (2019年3月30日 22時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆらん | 作成日時:2019年3月26日 10時