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9話 三日月宗近 ページ24





「 主に、この話をしなくては と思ってな。




少し、昔の話をしようか 」




「 俺は、三代目の審神者が好きだった。





だが、彼女は 鶴丸国永 に恋心を寄せていた_____ 」














二代目の審神者が病に倒れ、


この本丸にも 三代目となる 審神者が来た。




所謂、 審神者の代変わり。





三代目の審神者は、女子だった。



それは、とてもとても 澄んだ霊力の持ち主で、とても美しかった。




そんな審神者に 恋心を寄せる刀剣もそう少なくは無かった。





三日月宗近もその一人だ。





だが、三日月宗近は気付いていた。





審神者が 鶴丸国永に恋心を寄せている事を_____














「 鶴丸国永 」




縁側に座り、短刀達を眺めていた鶴丸国永を呼ぶ。




「 何だい、三日月宗近 」




彼は、振り返らなくとも 俺だと分かったらしい。






「 はっはっはっ 」



俺はそう笑いながら、鶴丸国永の隣に腰かける。



持って来た茶を注ぎながら 本題へ入る。





「 この頃、主をずって見ている。




そこで俺は ひとつ気付いたことがある。





俺は、主がお前に恋心を寄せていると取った。




どうだ? 」




俺が、 鶴丸国永を見つめれば、



彼は 此方を見て、笑いだした。






「 冗談キツイぜ、三日月の旦那。






主が好きなのは、俺ではなく '' この本丸の全員 '' だ。 」






俺が好きな 主の気を引いておきながら、彼が発した言葉に苛立ちを感じたのを覚えている。








_→←_〈三日月宗近〉



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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , ブラック本丸   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 椿さん» ご意見、ありがとうございます(´;ω;`) (2019年5月8日 22時) (レス) id: f7d2eb1740 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 今まで通りがいいです! (2019年5月8日 22時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - 【改】が更新されるのを待ってます!頑張ってください! (2019年4月5日 22時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
キリンロング - 【改】が更新されるのが楽しみ過ぎて夜しか眠れません(真顔)。 (2019年3月30日 22時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆらん | 作成日時:2019年3月26日 10時

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