ブ ﾗ ッ ク 本 丸 担 当 審 神 者 ．【改】

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刻は既に18時を回っていた。





｢ 今日はオムライスを作りましょう ｣




私は、1人で厨へ向かう。



と、思いきや 彼____三日月が付いてくる。



｢ 何か用でも？ ｣



｢ 未来の嫁の料理の腕は如何と思ってな ｣



はっはっはっ、と軽快に笑う。




ここの三日月の言うことは少し 裏が読めない。



____何を考えているかわからない。




｢ おむらいす なら、ぼくも てつだいます！ ｣



｢ 俺手伝わなきゃ主火傷しちゃう ｣



今剣と清光も着いてくる。


髭切と膝丸は…



｢ 僕達は 食べる専門でー ｣


と、大広間の机に伏せている。


嫌な思い出を思い出させてしまっただろうか…



｢ さて、作りますか ｣



勿論、全刀剣分。

数振りのだけ作るなんて、する訳ないでしょ？？

食べてくれようが、食べなかろうが 私は作る。


｢ えいえいおーっ！ ｣



今剣の元気な声を先頭にオムライス作りは幕を開けた____





．




｢ ふう… ｣



誰も居ない廊下に響く溜息。


あれから無事オムライスは作り終え、皆を呼びに行ったものの、食べない の一点張り。



そして、最後の部屋。____粟田口派の部屋の襖に手を掛ける。





食べてくれるといいな___





そんな、淡い期待を持ちながら 私は襖を開けた。







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5話 粟田口派 〈薬研藤四郎〉→←_三日月宗近

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