It wasn't supposed to be like this

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翌朝、


早く起きて奨君とご飯をつくって

制服とか荷物とか取りに行かなきゃだから

家まで奨君がおくってくれた


　

景瑚は爆睡してたけど笑


　


　

　

だらだらしてたら結構ギリになっちゃって

少し急ぎ気味で登校してると


　


　
はぁ……なんてタイミング悪いんだろ



　


　

　

並んで歩く純喜と憂生ちゃんを発見しちゃって

無意識にペースを落として歩く


　


　

　


？「あれ？」



って声のすぐ後左肩をぽんぽんされて

振り向くとそこにいたのは


　

　

　
『あ、祥生君…おはよっ』




祥「おはようございますって……」







祥生君も前方を見て気づいたみたい


　


　


　

　

二人で顔を見合わせてお互い苦笑い


　

祥「結構時間危ないっすよね…」



携帯をチラッと見ると確かに

ペースを落としてる場合じゃなかった

　

　

　

祥「ちょっと、すいません…我慢して下さい」






何の話？と思ってると

　


　
突然左手をとられて走り出すから

多少脚がもつれながらも着いていく


　


　

　

　

　

走ってしまえば一瞬で追い抜いてしまった二人

なんだか怖くて後ろは振り返れなかったけど



これで遅刻は免れたし

二人の後ろ姿を見て朝からモヤモヤしてた気持ちも

多少ふっとんだ


　


　

　



祥「ふぅ…ごめんなさい、これしか思いつかんくて」


『っううん、大丈夫だよ！むしろ助かった』




祥「朝からあんな顔してたら幸せ逃げますよ」


『…う、』






多分相当酷い顔で二人のこと見てたのかな


祥生君にはこんな姿ばかり見られてる気が…









祥「これ、あげます！元気出して下さいね」




そう言って手に握らされたのは


プリン味のチョコで


　

　

『ふふっ祥生君っぽいね。ありがと！』



祥「いいえ〜じゃ、俺こっちなんで」






ふにゃっとした笑顔で手を振りながら

一年の校舎に消えていく姿をぼーっと眺めていると


　


　


　


　



　


　

　

「A〜〜！！！」





後ろからドンって衝撃の後

すぐさまそれがギュウっに変わって


　

見なくても誰かわかる


　


　

　

『景瑚、くるじい、』




景「なんで先に行っちゃうかなぁ！！家から一緒に登校したかったのにー」




『だって、……っ』








反論しようとしてバックハグ状態のまま

後ろを振り向くと


　

…こっちを見る純喜と憂生ちゃん








　

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