It wasn't supposed to be like this

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純「え、俺聞いてへんけど」



『純喜も一緒に行く？』



純「うん！行く！当たり前やん」







隣に並んで喜ぶ純喜の反対側から

肘で肩を押される


　

　

景「なんで誘っちゃうかなぁ〜」


純「普通誘うやろ！」


景「ヒトカラ行って来れば？」


純「だっっっっる」










こんなこと言ってるけど

なんだかんだ景瑚は純喜が大好きで

純喜も同じように景瑚が大好きで

　



　
ずっとこの関係が続いていくと思ってた



　


　



　



　



　




　


　


　

　




　





　

　


授業がないから午前中で終わったのもあって



教室中でどこに行く？って

そんな会話が聞こえてくる


　


　

　

「佐藤くーん今日みんなでボーリング行くんだけど一緒に行かない？」





人気者の景瑚は早速女子に誘われていた
　


後でLINEすればいっかと

気づかれないように一人で教室を出る

　


　

　

　
純「あ、A！」


『あれわざわざ3階まで来たの？』



純「おん、早く終わったし！景瑚は？」

　
『女子に捕まってる』




純「なんやー、ほな先下行こっ」






　




純喜と1階まで降りてくると

　


　

「河野先輩っ」


純「あっういちゃんやん！どうしたん？」



憂生「あの、今日って今から予定ありますか？」




純「今から？なんで？」



憂「えっと、もし良かったら一緒に帰れないかなって……」






そう言って女の子はこちらをチラッと見る

　
　

　


　
純「あー今からちょっと、」


『じ、純喜一緒に帰りなよ』


純「え？でもカフェ…」






本当はこんなこと言いたくないけど

女の子の表情を見るとこう言うしかなくて


　

　

　
憂「カフェ行くんですか？」



純「っあ！そうや一緒にカフェ行く？」




憂「えっいいんですかぁ？」







そんなキラキラした瞳で見られちゃうと



　


　
　

純「ええよなっ？」


『、うん！大丈夫だよ』








断れるわけがない

　



　


　


　
景「ちょっとぉー！！！何置いてってんのーって、あら」






後ろからぐわっと抱きついてきた景瑚も

女の子の姿を捉えたのか一時停止

　

　

　

　

純「だから離れろってほんま！！」






　
景「こちらさんはどちらさん？」



純「俺が朝ぶつかった子やん」




景「…あ、そう」










　



　
　



　

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