It wasn't supposed to be like this

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『っっっつぅ！！！！』








昨日の夜遅くまで映画を見ていたせいで

ぼーっとしてたらコテで軽い火傷


　




−ピンポーン


　


　

　

『わ、来ちゃった』







急いで部屋を出ると

当然のようにダイニングに座る幼馴染


　


　


　

純「おはよー髪めっちゃええ感じやん！」

『おはよっ本当？』


純「な、可愛いやんなぁ？」

汐「んーわからん」







まだ朝ごはんを食べてる弟は絶賛反抗期





　

『行こっ遅刻しちゃう。汐恩も早くしないと遅刻するよー？』



汐「んー」






　


　
　


　
　
　
純喜と私は同じマンションに住んでる



流石に部屋は隣って訳じゃないけど

毎朝こうして迎えに来てくれる

　


　

　

　
　


　

　
マンションを出てコンビニが見えてくると

やたらと脚の長いもう一人の幼馴染の姿


　


　

　

純「景瑚ーーー！！おはよー！！！」


景「うるさっ」






まだ割と距離があるのに

とんでもない声量で呼ぶから…
　



通行人の注目を浴びるのもいい加減慣れた








景「Aおはよっ今日も安定に可愛いね」


純「や、いつもより可愛いない？なんか髪ちゃうやろ。てか俺におはようわい」




景「巻き方変えたんだ、超似合ってる」


『二人ともよくわかるね！ありがと〜』




景「当たり前やん？どんだけ見てると思ってんの」


『ふふ、景瑚も髪色暗くしたんだね』



景「どー？似合ってる？」


『うんっ金髪も似合ってたけどね』



景「ありがとね」






そう言ってギュッとハグしてくるのも慣れた

　


　

　
純「あー！もういちいち抱き付かんでええねんっ」

　


必死に景瑚を引き剥がす純喜にも慣れた




　

　



景「あ、まだ居たんだ。執事」


純「だーれーが執事やねん」




景「え？Aの執事じゃなかったっけ？」



純「ちゃうわっ！…別に執事でもええけど」



景「ええんかーい」





　




こんなくだらないやり取りをしながら

登校するのももう何年目かな、なんて考える


　


　
　

　


　


　









私達、

今日から晴れて高校二年生になります






　





　





　



　









　

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