私の兄は片や警部、片や行方不明【名探偵コナン】

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ピンポーン



阿笠「誰じゃ？」



『私出ましょうか？』




みんなとゲームしていた手を止めて、何やら作業している阿笠さんの代わりにドアを開ける。




？？「おや？あなたは…」



『諸伏ですけど… えっと？』




両者に？が浮かぶ。



いや、目の前のこの人は睨んでるくない…？




コナン「昴さん！どうして？」



昴「………あぁ、肉じゃがを作りすぎてしまって」



コナン「また？」




昴さんと呼ばれた彼は、私を見て少し考える素振りをする。




『コナンくん知り合い？』



コナン「うん、隣の新一兄ちゃんの家に住んでる、沖矢昴さん」



昴「はじめまして…」



『？…どうも。とりあえず、入りますか？』




私の家ではないけど、どうぞと促す。




元太「なんだ？Aの姉ちゃん、昴の兄ちゃんもナンパしたのか？」




ちょいまて。




昴「…そうなんですか？」



『元太くん！！』



歩美「イケメンさんだもんね！」



『それは…否定しないけど……』



昴「おや、ありがとうございます」




にこやかに笑いかける昴さん。



イケメンなのは違いないな…



ヒロ兄とコーメイ兄の方がイケメンだと思うけど！




光彦「じ…事件です！Aさんが昴さんを好きにな…」『なってないよ！？』



歩美「お似合いだと思うよ！」



昴「そうですか？」



『昴さん！否定して下さい！』




昴さんは、肉じゃがをキッチンに運んで、子供たちの輪に入る。



服の裾を引かれて、「ん？」と見ると哀ちゃんだった。




『どうしたの？』



哀「あなた、あの人と知り合いなの？」



『え？いや、はじめましてだけど』



哀「あら。向こうはあなたのこと知ってそうよ…」



『あんなカッコいい人、忘れないと思うんだけどな』



昴「カッコいい…ですか？」



『！？！？』




背後に回っていた昴さん。



心臓止まるかと思った、




哀「そうね……私も、あなたと彼はお似合いだと思うわ」



『はは、そりゃどうも…』



光彦「それより、Aさん！ゲームの続きやりましょう！」




「うん」と返事して、再びテレビの前に座る。






元太「姉ちゃん、壊滅的に下手だな」



歩美「相手になんないよ〜」



光彦「コナンくんレベルですよ」



『うん、よく分かったね……』




機械はどうも…無理なんだよねぇ



大和くんに馬鹿にされたことを思い出すなあ。

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