私の兄は片や警部、片や行方不明【名探偵コナン】

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カランカラン



お店に入ると、コナンくんは店内を見回す。




コナン「あれ？安室さんは？」



「安室さんなら、今日は休みだけど…」



コナン「えぇ〜〜っ」




おい、この子供、私をその安室という人間に押し付けようとしたのか？




コナン「お姉さん、こっち！」




ソファに座ったコナンくんが隣の席を叩いて座ってと促す。




『はいはい…』



コナン「お姉さん何頼む？ていうかお姉さんって呼ぶのめんどくさいから名前教えて！」



『あー…っと、なにゆえコナンくんに名前教えないといけないのかな？』



コナン「………お姉さんって冷静っていうか、冷たいっていうか」




すみませんね！！？




『あでも、コナンくんは名前教えてくれたのに名乗らないのは良くないか』



コナン「うん、よくない」



『……諸伏A。22歳です。』




意地でも名前聞いてくるの笑える。




コナン「えっ、それだけ？仕事とかは？」



『絶賛仕事探し中』



コナン「なんで？生活するためのお金どこから？」



『それも言わないとダメなの？ (コナン「言わないとダメ。」



えぇ……前に住んでた所でバイトしてたお金で生活してるよ。



こっち来るときに全部辞めたけど』



コナン「こっち？こっちってことはどっかから引っ越してきたの？」



『あぁ、うん。長野から。』



コナン「へぇ〜」




興味あるのかないのか…




「コナンくん、注文決まった？」



コナン「あっうん！アイスコーヒーと…お姉さんは？」




かわいい店員さんだな



とか思ってたらコナンくんが邪魔してきた。




『あー、オレンジジュース』



「えっ？」



コナン「意外…」




コナンくんは無視するとして、店員ちゃん(はーと)に「え？」って驚かれるのはきつい。




『……別にいいでしょ。小学１年生がアイスコーヒー頼んでるんだから22歳がオレンジジュース頼んでも。』



コナン「あれ？ボク一度も小学１年生だなんて言ってないよ？ボクのこと知ってるの？」




え、怪しまれた？



勘なんだけど…… 絶対信じてもらえないよね！？




『あ、あーー… あれだ、江戸川コナンって名乗ってくれたじゃん？小学１年生の少年探偵団の中にそんな子居たなーって』



コナン「ふーん…… 一応聞くけど、諸伏Aって本名だよね？」



『本名ですね』




めっちゃ怪しまれた。よね。



チラっと記事見たことあるくらいなんだけど、グッジョブ私の記憶！

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