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『え?スマホ…なんでコーメイ兄が?』
高明「東京で警視庁の刑事から受け取った」
『あぁ、今日か、、』
でも、なんで?ヒロ兄は警察を辞めてるし、この穴も…
私の疑問に答えるように、コーメイ兄は言葉を続けた。
高明「恐らくだが、景光は公安に配属されたのだろう」
『公安?』
兄が2人とも警察なのに、その辺のことはさっぱりで検索をかける。
__公安
公安警察とは、「公共の安全と秩序」を維持することを目的とする警察である。国家体制を脅かし得る集団を専門に取り締まる組織であり、活動内容を秘匿しているため実態が表立って知られていない。また、機密性が高く、高度な情報収集能力も要求されるため、警察組織の中でも相当に上位の実力を持つ者しか配属されない。(ウィキペディアより)
『へぇ、凄いんだぁ…』
高明「景光はどこかに潜入中に命を落とし、連絡がつかなくなった…
そう考えるのが妥当だろう…」
『潜入中… 公安ってさ警察辞めたことにしないとダメなの?』
高明「家族に秘密にする人も多いだろうな」
「警察組織の中でもTOPと言っていいくらい、危険な部署だ」と続ける。
ということは、この穴は銃痕。
周りのヒビの黒ずみは血か…
そう理解すると、ゾワッとする。
拳銃とか本当に存在するんだ…
存在しないと思ってた訳じゃないけど。
ソレで兄が死んだ… 殺された…?
殺されたって決めつけるのはまだ早いのか。
こんなスマホのど真ん中に穴あけて。
わざとって考えてもおかしくないよね……
って、何を考えてるんだ。そんなの私にはなんも関係なくて。
ヒロ兄が死んだって事実だけなのに。
高明「大丈夫か?」
『…え?』
スマホからコーメイ兄に視線を上げる。
コーメイ兄の手が頬を沿った。
高明「泣いている…」
『…っ』
高明「すまなかった、こんな急に…
Aはずっと景光を探していたから、早く伝えなければと…」
涙を拭いながら、優しい目で見つめてくる。
『……ごめん。いや、大丈夫。大丈夫じゃあないけど… ありがとう。』
上手く言葉に出来なかった。
それでもコーメイ兄は理解して、頷いてくれた。
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夢を見ていた。
数日前の話だ。
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ユナ(プロフ) - 更新楽しみにしています!!!!!! (7月28日 0時) (レス) @page19 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
ロヴィ(プロフ) - ホワホワさん» 頑張ります! (2023年4月20日 12時) (レス) id: 6915e01f9a (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 黒鉄の魚影昨日見てきました〜!もう、なんか、やばかったですね!更新頑張ってください! (2023年4月16日 15時) (レス) @page19 id: abcca44957 (このIDを非表示/違反報告)
ロヴィ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。修正しました! (2023年3月16日 15時) (レス) id: 6915e01f9a (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 上原はコウメイくんなんて呼びません。諸伏警部呼びです。 (2023年3月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロヴィ | 作成日時:2022年11月4日 20時