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. キヨside .
「おーし、そろそろ終わる？」
「あ、レトルトまだ撮りたいのあるって言ってなかった？」
「うん、そう思ったけどいいや。また次にする」
「そう？じゃ、解散だな」
今日はレトさんの家で集まって実況を何本か撮った。集まったのが22時過ぎで、現在朝の4時。ガッチさんがうとうとし始める時間帯。
「みんなお腹空いてる？Aちゃんが作り置きしてくれた料理あるけど、食べる？」
これからうっしーとファミレスでも行こうかと思っていたらレトさんにそう言われ、甘えることに。
ガッチさんは帰って寝るわ、とブラックガムを噛みながら先に帰宅した。
「うお、煮込みハンバーグ？すげえな。おいしそ」
「これ野菜入ってる？にんじんとか」
「入ってないよ、多分」
レトさんはもう、すぐそれだもん、と少しめんどくさそう。温めてお皿に盛り付けるだけなのになぜか鼻高々なレトさんこそ相変わらずだ。話題はこの間の結婚式の話になった。
「レトルトたちも結婚式やんの？」
「そりゃ、まあ。」
照れ臭そうにあんま見ないでよ！と騒ぐレトさんはいつまでも子供のよう。プロポーズとか考えてんの？と俺が茶化すと、実はねと声を小さくして教えてくれた。
「色々考えててさ、Aちゃんに内緒で婚約指輪探したりしてるんだ」
それを聞いた時、点と点がつながるってこのことかと一瞬にして思った。
「あれ、キヨに言ったっけ？レトルトさ、俺と遊びに行くってAさんに言って婚約指輪探しに行って。でも俺何も知らないからフツーに『ダーツ行ったよ』ってツイートしちゃってさ」
「だってうっしーがツイートすること滅多にないからさ。大丈夫かなって」
「Aさんが知らない奴を口実にしろよ」
ごめんごめん、と笑うレトさん。でもAさんにはバレてないでしょ？とうっしーが聞くと、何も言われてないからたぶん。と会話は続いている。
浮気じゃないけど、真実は伝えられない、よな…？
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作者名：ぴより | 作成日時：2019年10月20日 7時
