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. hiroomi side





おかげ、と言ったらなんだけど、Aがあの時熱を出してなかったら本当に襲っていたかもしれない。



自分では歯止めを効かせているつもりだった。



でもAには、2度も過ちを犯してしまっている。



だから昨日のことをあまり覚えてないのはラッキーなはずなのに、なぜか少し気持ちが沈んだ。





「...俺、どうしたいんだろ」





キッチンを目の前に、ため息をついた。



本当は、もう答えなんか見えてるかもしれない。






−−






「え、臣それ、恋してんじゃない?」


「俺も、そう、思った...」





困ったときいつも電話をかけるのは、隆二。


びっくりしたような面白がるような口調だが、こいつの助言はいつも何かと役立っている。






「なんか、嬉しいかもー。臣がやっと、ちゃんとした恋してくれてさ」


「なんだよそれ」






笑いながらも、確かにここ最近自分ながら遊び荒れてたな、と反省。



ここで、よし、絶対惚れさせるぞーとでもなればいいんだけど。



その1歩を踏み出せない原因がひとつ。






「...俺が、また誰かを好きになっていいって思う?」


「ま、臣次第だね。ちゃんと変わりな



___Aちゃんのためにも、あの子のためにも」

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shirey(プロフ) - 待ってました(;_;)どうなるのか楽しみです! (2021年11月27日 14時) (レス) @page33 id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りーりー | 作成日時:2021年8月24日 15時

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