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Aside
ーーー
.
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森の奥に建てられた一軒の家。
辺りには何もなくて、
本当にこの家だけがポツリと佇んでいる。
.
.
「着いた。痛いのによく頑張ったね。
さ、入って。」
『お、おじゃまします…。』
中に入ると、
ふわりといい香りが鼻をかすめる
「そこのソファに座って?」
って応急箱を持ってきてくれた。
「少し、しみるかもしれないけど我慢して。」
『………ッ………』
痛っっ。
しみる………。
ギュって目をつぶって終わるのを待っていると
「___はい、終わり。」
そう声が聞こえて、目を開ける。
『あ、ありがとうございます。』
「うん。
他に怪我はしてない?」
『はい…。』
「よかった。
何か飲み物のむ?」
『い、いえ…。お構いなく。』
やんわりと断りを入れると
さっきみたいに、またしゅんって
耳が垂れ下がるオオカミさん。
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そんな彼の耳を、無意識に
.
.
「………ッ!!!」
『ご、ごめんなさい!』
触ってしまっていた。
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作者名:Bear | 作成日時:2016年3月26日 11時