赤ずきんちゃんとオオカミくん (ページ4)

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Aside

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「立てそう？足、痛いでしょ？
少し先に俺の家があるんだ。
そこで手当てしよう。」

『………。』

「…怖い？俺のこと。」

座り込む私の目線に合わせて
オオカミの彼もしゃがんでくれた。

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「大丈夫だよ。誰もキミのことを
取って食おうなんて思ってないから。」

『……………。』

「…なーんて、こんな姿じゃ
怖がるのも無理はないか……」

しゅん…って耳が垂れ下がって
悲しそうな顔をのぞかせる。

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そんな彼の姿を見ていたら、

思わず、、、

『…ちが…います。
驚いてちゃって……別に怖いとかじゃ…』

必死で否定してる自分がいた。

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そう言うと、ニコッって笑って

「ん。じゃあ行こうか。
歩けるかな？」

『…はい……。』

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そう言って、私の手をふわりと握って
ゆっくりと歩き出すオオカミさん。

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