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Jisung side
「じゃあ、ぼく傘取りに行ってきますね。
ジュース、ありがとうごさいます」
『あ、じゃあ私もついて行こうかな』
「え、いやいや待っててください！」
『でも、』
ぐぅ。ほんとに申し訳なさそうな顔をされると何も言えない。
結局は押しに負けてヌナもついて行くことに。
一緒にエレベーターに乗っている。隣からはヒョンたちから香ることのない甘いいい匂いがしてきてなんだかくらくらしそう。
まあ一個下に降りるだけだからすぐにその空間からは逃れられたんだけど。
「やっぱり、ここで待っててください」
ヌナとこっそり会ってたなんてばれるとやられちゃいそうだし。
ぼくの必死さが伝わったのかヌナは了承してくれて曲がり角、ちょうど僕達が使っている練習室からは死角になるところで待ってくれることになった。
HC「おいチソンア遅かったな。そんなにお腹痛かったなんて」
CL「嘘じゃなかったんだ」
からかってくる2人を無視して
ジェノヒョンのところに直行する。
「ヒョン、傘借りていいですか」
JN「いいけど。もう練習再開するよ？」
「ありがとうごさいます」
やった、作戦通りだ！
また練習室を飛び出して曲がり角に小走りでいくとぼくに気づいたヌナが角からひょこりと顔をのぞかせた。
それだけでまた心臓が跳ねる。
「風邪ひかないようにしてください」
『ふふ、ありがとう』
「傘は、！捨ててもらっても大丈夫なので」
ジェノヒョンのだけど。
今度ヒョンにはいい傘を買ってあげよう、
『そんなことしないよ。また次会う口実にしよう』
RJ「お、それ俺も飲んでみたかったやつだ。ちょっと頂戴」
「あんで！！」
RJ「え、ごめん...。そんな嫌、？」
だってヌナが買ってくれたものだし。いくらロンジュニヒョンでもちょっとやだ。
MK「なんだよチソンイ、なんかいいことあった？」
JM「にこにこしてかわいいね〜」
「次会う口実にしよう」
そう言って笑ったヌナの顔が頭から離れない。
今日は雨で最悪だって思ってたけど前言撤回。最高だ。
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作者名：つき
| 作成日時：2022年6月24日 22時
