ユノさん ページ1
『昨日でおわったからきょうかえるよ』
あれからユノさんとは連絡を取り合っていた。
簡単な日本語や写真、時々電話までくるから正直戸惑っている。
『おつかれさまです。きをつけて』
絵文字をつけてそう送った。
ファイナルは大阪だったっけ。
もう完璧に忘れようと思っていたチャンミンなのに
ユノさんと連絡をしていると片隅に必ずチャンミンがでてくる。
体は大丈夫ですか？写真、なんか言ってましたか？
今、どんなことをしていて、何を思ってますか？
その度に距離を置かなきゃと思うのにそうさせてくれない・・
ファンだからなのか、ユノさんの人柄なのか・・
「天然人たらしだ・・」
その一言につきる。
そうしているうちにタカシからのメッセージ。
『今日家集合！』
集合ということはミアちゃんもいるんだろう。
なんとなく、もうチャンミンとは別れたことにしたいと言えなくてタカシを避けていた。
ミアちゃんにこれ以上嘘をつくのは心苦しい。
『ごめん、今日仕事遅くなりそう』
ため息をつく。
私ってこんなに未練がましい女だったろうか？
ミアちゃんに嘘をつくのは心苦しいだけじゃなく自分が虚しくなる。
傷つくのが嫌で、なのに終わりにもできないなんて・・
「情けない・・」
ランチを終えて仕事に戻る。
恋のせいで仕事がおろそかになるのは嫌だったから必要以上に頑張った。
考えない、考えない・・！！
就業時間きっちりに終わった仕事。
でもこのまま帰りたくなくて残業をした。
「ユノさん・・？」
ひと段落ついてさすがに帰ろうかと思っていたらユノさんからの電話。
「もしもし？」
「あ、もしもし、仕事中？」
「え、いえ・・もう終わろうかと・・」
「あ、じゃあ来れるんだね！タカシくんち！！」
は？はぁ！？
「僕もいるから、待ってるね〜！」
そう言って切れたユノさんの電話・・。
「やられた・・」
っていうかユノさんまでなぜ！？
え？韓国に帰ったんじゃなかったの！？
「こっちに帰ってくるってことか・・・」
やたらとタカシんちに来たがってたユノさん。
それを適当にごまかしてたけど・・
有言実行だね、すごいねユノさん。
逃げるわけにはいかなくなった私はグルグルと感情を行き来しながらタカシの家に急いだ。
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nonnan0201(プロフ) - お元気でしょうか？この小説がとても好きなのですが更新なさらないので心配しております。書ける時まで楽しみに待ってます（＾◇＾） (2019年3月6日 20時) (
レス) id: 9c0cb7f302 (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - nonnan0201さん» はじめまして！そんな風に言っていただけて嬉しいです♪続き頑張りますね！また楽しく読んでいただけますように！ (2018年11月27日 23時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
nonnan0201(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく妄想させて頂いてます(笑)Lipさんが書くチャンミンとユノは私にとって理想の二人です！続きもすごーく楽しみに待ってます。 (2018年11月24日 8時) (レス) id: 9c0cb7f302 (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - さんぱっちさん» さんぱっちさんはじめましてー！コメントありがとうございます。微妙すぎる変化にイライラさせてたらどうしようと思ってたのでそう言っていただけると嬉しいです(笑)季節の変わり目ですね、、さんぱっちさんもご自愛くださいませ！ (2018年11月2日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - あまいくりーむさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただいているとのことで嬉しいです♪これから・・またどうなるか、しばしお付き合いくださいませ〜(笑) (2018年11月2日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年5月15日 23時
