６─CM ページ6
「はい」
「あー」
「今日はありがとうございました！」
嬉しそうなその声に罪悪感。
僕の勘違いだった。
ヒョンが好きなのはAさんじゃない。
「あ、でももう……やめようかなって」
「……？」
僕が言いたいことを先に言われて黙ってしまう。
もう僕は協力はできない。
ヒョンが望むことではないから
そしてAさんにもつらい思いをさせてしまうかもしれないから
「あ、諦めるとかじゃなくて！！」
困った、困ったな・・
「私、なんでも自分の都合のいいように諦めてて・・
だからチャンミンくんの言ってくれた言葉、すごく心に響いたの」
だって、うまくいくと思ったから
ヒョンは僕のいう事を素直に聞くタイプじゃないから
少しだけ幸せのお手伝いがしたくて・・
「すごく楽しかったです」
夢を見ているAさんに本当に申し訳ない気持ちになった。
「自分を磨くことも、努力することも。2人はきっとこの何倍も努力したんだって思って
だから、自分で頑張ってみたいというか・・」
「Aさん・・・」
「ずっとユノさんを見てきたチャンミンさんの力を借りたら
早くユノさんに近づけるかもしれないけど、それじゃダメなんです」
Aさんは高らかに、嬉しそうに、きっと僕が見たどの表情にも当てはまらない
見たこともないAさんの顔で宣言した。
「私は、私なりに！頑張りますから！チャンミンくんのおかげで頑張ることができたから
これからは自分で頑張ってみますね！！」
きっかけをくれてありがとう
そう言ったAさんに『頑張ってください』そう言うのが精一杯だった。
ねぇ、ヒョン
Aさんみたいな人、他にはいません。
だから気づいてください。
ジョン、という口実に。
ジョンに会いたくてあんな表情してたなんて
僕は絶対認めない
「ヒョンー！Aさんが送ってくれてありがとうございましたってー！」
「チャンミナ！？やー！なんでAちゃんから！？」
あれから根掘り葉掘り聞かれた僕はAさんにメッセージを送った。
『明日は朝早いですよ』
ジョン、もう少し付き合ってくださいね、キューピッドは君と僕です！
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Lip(プロフ) - なつさん» なつさんこんばんわー！いつの間にかユノの掌の中に・・！策士なのに誠実なユノ氏・・たまらないですよね(笑) (2018年5月9日 0時) (
レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんはじめまして！ドキドキしていただきありがとうございます♪もっとドキドキできるものを・・頑張っていくのでよろしくお願いしますm(__)m (2018年5月8日 23時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 「そう仕向けた」この一言にやられたーー！ユノの掌の上で踊らされてる感♪次エピソードも楽しみにしてます。 (2018年4月28日 23時) (レス) id: 81e4b57715 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャー！ユノくんにドキドキです//// (2018年4月19日 21時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
Lip(プロフ) - なつさん» ありがとうございます！いつかは幸せにしてあげたいと思いつつ・・いろいろ考え中です♪切ないユノもご用意ありますのでお待ちくださいね(*ﾉωﾉ) (2018年3月6日 22時) (レス) id: dcd05bc8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lip | 作成日時：2018年2月16日 16時
