2 ページ23
「あ、手伝います」
「いいよいいよ」
立ち上がったミアちゃんにそれ以上いいというのも気が引けて一緒にキッチンに戻る。
「あの・・」
ミアちゃんが言うと、ん？と2人でミアちゃんを見る。
なんとなく話しにくそうなミアちゃんにチャンミンと顔を見合わせて近寄っていく。
「後でお2人にご相談が・・」
わざわざ小声で言うミアちゃんに事情を察して
「後でタカシ買い出しに行かせるね」
と約束してチャンミンがお皿を渡した。
「なんなんですかね？」
「さぁ？」
とりあえず、デザートが食べたいといつもの私ならありえない買い出しの注文でタカシを買い出しに行かせた。
「デザートはない」
「他に思いつかなかった」
「つまみでよかった」
「あぁ、って私もデザートくらい食べるわ！」
女子だ、私も！
2人を見てミアちゃんが笑っている。
「ごめん、で・・相談て？？」
気を取り直して言うとミアちゃんは天使のように照れ笑いをした。
可愛すぎる・・眩しい。。
「タカシくんの誕生日もう少しじゃないですか・・」
「あぁ、そう言えば・・」
タカシの誕生日は5日後、くらいだったはず。
「タカシ、ミアちゃん予定入ってて落ち込んでましたけど・・」
「その・・サプライズしたいなって」
真っ赤になるミアちゃんがこれまた可愛い。
「タカシ喜ぶよー！それで？何か聞きたい事？」
「あの、5日後ってお暇ですか？」
私とチャンミンはスマホを出して予定を確認する。
「あー私は大丈夫。その日休みだし」
「僕は打ち合わせで・・夜なら」
「一緒にサプライズパーティーしていただけませんか？」
ミアちゃんの申し出に顔を見合わせる。
「いや・・せっかく付き合い始めの初めての誕生日だし2人で過ごしたほうが・・」
「そうですよ、僕とAはお邪魔ですよ」
「タカシくんと話してて思ったんです。お2人のこと本当の兄弟みたいに思ってるって。
だから、お2人にも祝ってほしくて・・。チャンミンさんがこっちに居れるのももう少しって聞いて・・」
タカシ、お姉ちゃんは少し胸が痛いです。
こんな純粋でかわいい子をだましてるのが。。
でもすごく嬉しいです。
こんな子がタカシの傍に居てくれるのが。
「その日タカシって・・」
「普通に仕事で・・次の日は休みらしいですけど」
ミアちゃんと付き合う前だもんね、前の彼女に振られてやけくそで仕事いれたよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 670人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Lip | 作成日時：2018年2月15日 0時
